2012年度当初予算編成に対する申し入れ/* --項目挿入-- */?>
2011年08月30日
中央病院
- 日本共産党議員団は、この間中央病院の再建については、建て替えが不可欠であることや市直営の堅持等を提言してきた。
有識者等で構成される西宮市立中央病院移転整備等検討委員会が6月に「西宮市立中央病院の今後の方向性について」とする「中間報告」を発表し、8月中にも「最終答申」が出されることになっている。「中間報告」では、市立中央病院は公立病院として存続する方向で、救急医療やがん診療、災害・広域的呼吸器感染症対応などの役割を担い、200床前後の病床数とすること、さらに施設は阪急西宮北口駅周辺に移転新築し、経営健全化に向けて地方公営企業法全部適用としたうえで、病院経営に精通した事務長や事務職員の採用や育成をはかるとしている。そして市は、検討委員会の「最終答申」を受け、年内にも市としての方針を決定するとしている。
- 病院の移転・建て替えについては、阪急西宮北口駅周辺としているが、市民の利便性とともに、採算性が確保できる場所を十分検討すること。
- 診療科目については、産科などの復活をふくめ、さらに検討すること。
- 職員の給与費比率を圧縮するため、独自の給与体系を構築することが必要としているが、人事にかかわる諸問題については、関係団体とも十分協議し、合意の上で進めること。
- 「中間報告」では、移転新築後、7年目に黒字に転換するとしている。収支シュミレーションの資料など明らかにし、公立病院として経営改善の裏付けを公表すること。
- 市の方針が出され移転新築に至るまでの期間については、この間、内視鏡センターや糖尿病センター、外来化学療法室など、新たな特色をもたせた展開が行われているが、一層の充実を図っていくこと。そのためにも優秀な医師確保に万全を期すること。
- 誰もが医療サービスを受けられるよう、公立病院として無料低額診療事業を実施すること。