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上田さち子の一般質問
2012年06月29日

保育所待機児童の解消問題について


 河野市長は、市長就任2年の記者会見を行い、そのなかで保育所待機児童を来年4月1日には「ゼロ」にするという見解を発表されました。6月10日付けの市政ニュースでも「保育の質を確保しながら、待機児童解消を進めます」とメッセージも公表しておられます。西宮市の山積する諸問題の中でも喫緊の課題とされていることへの、大変攻勢的なコメントだと受け取りました。もとより、日本共産党西宮市会議員団は認可保育所の新増設で、保育所に入りたくても入れない状況をなくし、働く若い世代を支援する行政をと追求してきたところです。昨年度は、保育所の新増設や保育ルーム整備などで310名分、さらに既設の認可保育所の定員枠を見直して252人分、合計で562名分の枠を広げました。その努力にもかかわらず、今年の4月1日現在の保育所待機児童は、大幅に減少したものの、81名入れない子どもを残しました。
 景気の低迷は出口が見えず、「子どもを保育所に預けて働きたい」と願う保育需要は、これからも拡大されることになるでしょう。今国会では、「子ども・子育て新システム」をめぐり予断を許さない状況となっていますが、児童福祉法第24条に規定する、行政が担う保育義務を削除し、株式会社の参入で保育を儲けの対象としてしまう。このことにより、安全性が担保されず、必要な保育が受けられなくなるということから、国会周辺や全国各地で、連日のように反対の集会やパレードが旺盛に取り組まれているところです。今回の市長の決意が、安上がりな「新システム」でなく、保育の量とともに保育の質も高める方向で、しっかり取り組むという立場に立っていただきたいと願うものです。

<質問>
  1. 今回の「保育の質を確保しながら、待機児童解消を進める」との市長コメントの決意について聞く。
  2. 昨年4月1日現在の待機児童は279名、その後今年の3月末には972名の待機児童となっていました。結果として今年4月1日現在の待機児童は81名となりましたが、来春の待機児童ゼロに向けての市の計画を明らかにしてください。あわせて、今後の保育需要をどう見ているのかもお答えください。
  3. 市はこの間、0.1.2歳児の待機児童が多いということから、比較的容易に整備可能な「保育ルーム」を積極的に整備してきました。しかし、認可保育所に比べ保育時間が6時まで、土曜日は閉所と短く、当然あるはずの給食もないことから、子どもを預ける保護者の大きな負担になっています。さらに保育ルームの運営をされる保育士の方々の労働条件は、まさにボランティア的なものにしかなっていないことは、日本共産党市議団のこれまでの一般質問でも明らかにしてきた通りです。待機児童解消の目玉として整備する「保育ルーム」の現状を抜本改善することは、市長のメッセージに言う、質を高めるためにも同時に進めるべき課題であると思います。現在の保育ルーム運営についての見解と来年4月に向けた取り組みを伺います。