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上田さち子の一般質問
2012年06月29日

盤滝トンネル早期無料化について


 西宮市の南部と北部を結ぶ、主要生活道路・盤滝トンネルの早期無料化が一歩前へ進んできました。昨年9月、西宮市議会において「西宮北有料道路(盤滝トンネル)の早期無料化を求める決議」を全会一致で採択。その直後、西宮市選出の7名の県会議員も、同趣旨の申し入れを知事に行ないました。そしてこの3月、料金徴収期間が平成33年3月末となっているのを3年間前倒しし、「無料化の時期は平成29年度末・平成30年3月末を基本とする」と、県と市が同時に発表しました。わが党はじめ多くの議員が、西宮市議会で繰り返し論議し、求めてきた早期無料化が具体的に動き出したことは評価できることであります。しかし、なぜ三年なのか、なぜ、無料化までに20億円を超す大規模修繕が必要なのか、理解できません。今回私は、もっと前倒しが可能ではないのかという思いから、以下質問します。

<質問>
  1. 無料化の前倒しを、計画より3年間とした根拠はなにか
  2. 昨年12月議会で、今後の大規模修繕については、「施設の過大な新設や増強、設備の過剰な更新、取り換え等が行われないように精査し、工事全般にわたり、通常の費用より割高な工事が行われないよう、より経済的な修繕となるよう県と協議する」と答弁がありました。無料化に向けて、20億3000万円を見込む大規模修繕とは、一体どの箇所で、通行料のみを財源とすることに矛盾はないのか、12月議会の答弁にあわない必要以上の改修はないのかについて答弁を求めます。
  3. 損失補てん引当金の活用については、「特定路線の無料化に前倒しすることは、制度の趣旨に反するものである」とする県の見解を、この場で繰り返して来られましたが、その後の協議はどうだったのでしょうか。