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「西宮市立小学校に一刻も早くエアコン設置を求める請願」について討論
2012年09月28日

上田さち子の討論


(議事進行発言)
ただいま議長より継続審査との報告がありました、請願第22号「西宮市立小学校に一刻も早くエアコン設置をもとめる請願」につきまして、日本共産党西宮市会議員団は、継続に反対し、直ちに採択すべきとの立場から意見を申し上げます。

昨年12月議会に新日本婦人の会西宮支部から提出されていた、請願第10号「西宮市立小学校・中学校に、できるところからエアコン設置を求める請願」は、今年の3月議会で西宮市としての方針が出され、平成25年度26年度で中学校へのエアコン整備がなされることとなりました。そのことを受け、請願10号の内容に変更が生じたため、継続となっていた同請願を取り下げされたことは、議場のみなさもご承知の通りです。その上で今議会に、改めて小学校へのエアコン整備を一刻も早くと提出されたのが請願第22号で、2311筆の署名も添えられました。

審査では、請願者を代表し二人が陳述されました。小学校1年生のお母さんは、「毎日、ランドセルを背負い、たくさんの荷物を持って登校し、学校に着くと汗だくのまま、エアコンのない教室で授業を受けなければならず集中できない」「アトピーの子どもは大変」「一日も早く整備をして、快適な中で学習に集中できるようにしてほしい」と訴えられました。
審査の中で教育委員会は「小学校については、27年度夏休みに設置工事にかかれるように、関係部局と協議、準備を進めている。PFIではなく従来手法で行うとすれば、設計業務は前年度の平成26年度中に行う必要がある」と答弁がありました。つまり、当局においては少しでも早く進めるための検討に入っているということが明らかになりました。
さらに、一昨日の教育委員会決算の審査の中では、単年度で一気に実施しようとすれば、手法としてPFIだけでなく、地元事業者の育成ということから従来手法とのミックスも選択肢であること。また来年度の投資的事業を中心とした実施計画のヒヤリングを詰めており、その中で方向性を出すなど、非常に前向きな答弁がありました。

請願審査の討論では、「願意はわかるが」としつつ、「協議の結果を見ないと」「検討中だから」などの理由で継続が多数となりました。しかし、先ほど述べたとおり、教育委員会では27年度実施に向け、協議が急ピッチで進んでいることが明らかです。体力の弱い小学生に一刻も早く快適な学習環境を整えてやるためにも、本請願は直ちに採択されるべきものです。議員各位のご賛同を改めてお願いし、継続の反対討論とします。