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2014年度当初予算編成に対する申し入れ
2013年08月30日

はじめに


7月の参議院選挙で自公両党は過半数を確保し、衆議院とのねじれを解消したとしていますが、安倍政権はあらゆる分野で国民多数の声とのねじれをますますあらわにしています。

安倍首相が自慢するアベノミクスは、バブルと投機により、経済の混乱を深め、長期にわたるデフレ不況をさらに深刻化させることになります。また、来年4月には消費税の大増税をねらい、生活保護改悪をはじめとした医療、介護、年金など社会保障の大幅な改悪、TPP参加交渉、原発の再稼働・輸出、9条をねらった憲法改悪など、暴走がはじまっています。これらはすべて、市民生活に多大な影響をおよぼし、さらに悪化させることにつながります。

いまこそ『国民が主人公』の政治の変革が求められます。同時に、このような国の悪政から市民生活を守る防波堤の役割を自治体は果たすべきです。

西宮市は、中央病院の移転建て替えを含むアサヒビール工場跡地問題、人口増による学校の教室不足、保育所待機児童解消、UR借り上げ住宅問題など、多数の課題を抱えていますが、同時に、阪神淡路大震災から19年を経て、財政も一定改善してきており、市民生活を支え、要望に応えることは可能となってきています。

このたびの「2014年度西宮市当初予算編成に対する申し入れ書」作成にあたっては、8月17日に予算要望懇談会を開催するなど、広く市民のみなさんの声をお聞きしてきました。ぜひとも新年度予算編成にあたっては、ここにある市民の切実な声をくみ上げ、具体的に反映されるよう申し入れます。