上田さち子の一般質問/* --項目挿入-- */?>
2013年09月06日
市民生活を保障するバス交通の充実を進めよ今年「西宮市総合交通戦略策定事業」の予算が計上されました。また、北部生瀬地域では住民の皆さんが努力され、住民主体で行うバス試験運行への支援継続や、市内南北を結ぶさくらやまなみバスの一般財源投入での継続運行など、市として市民生活の利便性向上に向け、公共交通の拡充への動きが見られます。特に私は、公共交通などの移動利便性の高いまちづくりを進めるためとした「西宮市総合交通戦略策定事業」については今後、大きな期待を持つものです。 西宮は、鉄道が東西に充実していますが、市が調査した交通不便地域は 箇所にも及び、新規バス路線の要求や、既存バス路線の拡充など市民の声が多くあります。鉄道などで市内の横軸移動は一定確保されるものの、市内を立て軸に、あるいは斜めにつなぐバス路線の不十分さを抜本的に改善させ、市民生活の利便性を大きく向上させることを、市の政策に押し上げる必要があると思っています。 市は、多くの交通不便地域の課題を解消のために、路線の新規・拡充とともに、阪神・阪急バスがJRを境にすみ分けている現状をただし、相互乗り入れを実施するなど、本腰を入れて取り組むべきです。 市バスのある自治体では、70歳以上になれば福祉的観点から半額で乗車できるパスが発行されたり、市バスがなくても、民間バス利用の際半額となる「割引証」の発行など実施するところが最近増えています。それらに比べると西宮の市民は、阪神バスと阪急バスを利用するたびに、1回210円のバス料金、乗り継ぎ割引もなしということから、負担の重さに辟易とされています。これらに対する市の有効な施策はほとんど見られません。 高齢化社会到来といわれて久しく、その社会生活・社会活動を支援する公共交通の充実は待ったなしです。実はそれだけではなく、高校生の通学保障のためにもバス交通の拡充は緊急に必要になってきています。以前は地域の高校に行けた総合選抜制度から、現在複数志願制度になり、通学範囲が拡大しました。例えば、西宮の南東地域に居住する高校生や段上地域に居住する高校生が甲山高校へ通学するには、自転車といくつかのバスを乗り継いで行かねばならず、バス路線がなければそれもかなわないというのが現実です。ますます広域化する高校生の通学事情等からも、バス路線の拡充そして負担を最小限に抑えるなど、公共交通の問題を解決する自治体の役割は重大だと考えます。 以下、質問します。
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