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原発事故の早期収束を求める意見書を提出し、賛成多数で可決される。
2013年09月17日

      原発事故の早期収束を求める意見書

 東京電力福島第一原発事故から2年半経過しているにもかかわらず、事故の原因も特定されていない中で、このたび高濃度の汚染水を保管しているタンクから水が漏れ出し、海に流出している可能性が濃厚となった。今回の汚染水流出はすでに国際的な問題にひろがっており、危機的な状況にあるといわざるをえない。
これまでの東京電力の対応は、様々な場面で情報の隠ぺいや小出しなどによって国民の不信をまねいてきた。こうしたことからも、今回の問題は東京電力まかせでは解決できないことは明らかである。政府もその対策のために前面に立つことを表明したが、日本だけでなく世界中の科学者などの力も借りた、文字どおり世界の英知を集めた対策を行う対応が求められている。
 よって、政府におかれては下記のことに取りくむこと。



1、非常事態という認識の立場に立ち、汚染水をはじめとする事故対策を抜本的に改めること。
2、事故対策については政府が責任を負うという立場で行うこと。そのためにも東京電力にあらゆる手立てを講じさせるとともに、資料も全面公開させ、専門的英知を総結集し、地下水構造の調査・解明や対策の技術的検証を行うこと。


   以上、地方自治法99条の規定により意見書を提出する。

             2013年9月17日
                               西宮市議会