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佐藤みち子の代表質問
2014年03月03日

阪神・淡路大震災から20年、教訓と課題について


 1995年1月17日、午前5時46分に発生した阪神淡路大震災、西宮市では死者1146人、倒壊家屋61,238世帯、全壊家屋34,136世帯、半壊家屋27,102世帯でした。
 水道・電気・ガスの応急復旧工事がすべて完了したのが1995年4月11日でした。
 私は、当時も現在と同じ場所に住んでいました。高須町は建物の倒壊はなく、市内でも被害の少ない地域でしたが、それでも毎日の水汲みや、子どもを連れてのお風呂通い等で大変でした。
 震災後1年8ヶ月後に、日本共産党市議団が活動記録をまとめています。これを見ますと、日本共産党が命と暮らしを守るために奮闘していたことがよくわかります。特に財産のすべてを失った被災者に「個人補償」の実現、「住み慣れた街に戻れるように」、被災された方の生活再建こそが復興だと尽力しました。20年が経過し、被災された方は高齢者になり、街並みを見ればかつて大地震があったのかと思うほどきれいになっています。しかし、当時は公的支援が何もありませんでした。災害援護資金を借りた方が、今なお、返済を続けておられたり、20年ののちよもや住まいを追われるとは思ってもみなかったUR借り上げ住宅問題と共に阪神・淡路大震災が20年たっても終わっていないとを感じざるをえません。 
 今年度、阪神・淡路大震災から20年を迎えるにあたって政策局では20周年事業として震災経験の記録や今後の防災対策に関する記念誌、広報番組の作成、犠牲者追悼式を行う等事業費として835万円が計上されていますがセレモニーだけで終わってはいけません。
 現在、約6割の市民や職員が阪神淡路大震災を経験していないと聞きました。震災の経験を伝えていくことが求められます。市として阪神・淡路大震災の教訓と課題は何か。お聞きします。