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佐藤みち子の代表質問
2014年03月03日

子ども条例について


 「子育てするなら西宮」として、4月から「健康福祉局・子ども部」が「子ども支援局」になります。さる、1月22日、議員団では、東京都豊島区の「子どもの権利に関する条例」について学んできました。豊島区では、条例制定に至る背景に青少年問題協議会で「子どもの自立が遅れている」「社会性が欠如している」等の問題が出され、それらについては、何らかの対応が必要ではないかと5年間もの議論を重ね、最終的に区長が議会に条例提案しました。議会では自民党のみ反対、賛成多数で可決したとの説明でした。自民党の反対理由は「子どもは権利行使の主体ではない」と主張する「子ども観」の違いだったとのことです。
 豊島区ではこの「子どもの権利に関する条例」が子どもをわがままにするものでも、権利の濫用を認めるものでもないこと、子どもも大人も「子どもの権利」を理解していくことを確認しています。

 子どものみなさん・・・・中学生にパンフを配って学校で子どもたちに教えています。
 市でも子どもをめぐる問題では「いじめ」「不登校」「虐待」等の問題、学童保育や保育所では弾力運用での詰め込み保育、認可保育所に入所できない等、子どもを取り巻く環境が子どもの視点からみれば大変劣悪になっています。阪神間では、1998年12月、川西市が「子どもの人権オンブズパーソン条例」、2007年3月、宝塚市が「子ども条例」、2009年12月、「尼崎市子どもの育ち支援条例」が制定されています。
 他市より遅れていますが、市でも4月より「子ども支援局」が新たに発足する機会に子どもの権利保障を行使する豊島区のような「子ども条例」制定を検討すべきではないか。