HOMEへ
杉山たかのりの一般質問
2014年03月06日

水道、下水道の料金体系の見直しについて


クリックで大きな写真を表示 新年度、水道局と下水道部が統合され、上下水道局となります。
 行政方針では、「上水道の料金体系の見直しの検討を行なってまいります。」とあります。下水道の使用料についてはふれられていませんが、建設常任員会で所管事務報告が予定されています。
 現在は、水道の料金体系は、1ヶ月の基本料金に10㎥の基本水量を付与した、「基本水量付き二部料金制」を採用しています。
 例えば、口径20ミリの場合、1ヶ月10㎥までの基本水量内であれば、使っても使わなくても、消費税抜きで1040円の料金となり、それを超えると使用水量に応じて料金が高くなります。下水道使用料も金額は違いますが同じ料金体系となっています。
 使用水量が月10㎥未満の世帯の占める割合が30%を超え、節水へのインセンティブが働かない、料金の不公平感が大きな問題になっており、10㎥の基本水量を廃止して、基本料金を現行よりも引き下げる方法を検討しています。
 日本共産党西宮市会議員団は、これまで、特に黒字が続いた水道料金についての引き下げ、基本料金制の見直しによる負担軽減をくり返し求めてきました。
 わが党議員団の上田さち子議員の2010年の9月議会の議案質疑で、水道の料金体系の見直しを明言されてから、4年が経過しているにもかかわらず、いまだに実施時期すら明確になっていません。



質問
  1. 1ヶ月10㎥の基本水量を廃止する料金体系の見直しで決定的なのは、基本料金額をいくらに設定するのかです。水道局の12月議会所管事務報告では、100円、200円の引下げのシミュレーションも示されていますが、このような低額の引き下げでは、節水へのインセンティブ、料金への不公平感などは解決されず、逆に消費税率3%増税分の上乗せを考えれば、値下がり感がほとんど感じられないことになりかねません。基本料金額の設定は、引き下げられたと感じられる額にするべきだと思いますが、考え方を、お聞きします。

  2. 料金体系の見直しについて、水道料金と下水道使用料は、同時期になると考えますが、2015年度実施可能なのか、お答えください。

  3. 水道については、引き下げの財源として、鯨池浄水場跡地の売却益が重要です。土地の利用計画と同時に、早期に財源化できる方策が必要と考えますがどうでしょうか。


 壇上での質問は以上です。答弁により、自席から再質問、意見、要望等を申し上げます。ご清聴ありがとうございました。