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佐藤みち子の代表質問
2014年06月23日

市長のかつてのブログについて


 市長のかつてのブログに見捨てておけないことが2点ありますのでお聞きします。
 1点目は、2014年4月9日のブログです。
 以下、ブログの中身を紹介します。

 西宮の留守家庭児童育成センターをご利用のみなさまへ、デマに騙されないで下さい。要は、自分の待遇を保障したい一部組合系の指導員が、民間活力導入をおそれている、というよくあるものです。
 「西宮市学童保育連絡協議会」について。
 西宮市学童保育連絡協議会は、西宮市において留守家庭児童育成センターの管理・運営者が公募によって選定され始めた時期
 ○公募対象となった育成センターの保護者会等に保護者とはまったく関係のない共産党系の活動者を全国から送り込む
 ○共産党系の名簿を利用して全国から署名を集め、西宮市議会に大量のfaxを送りつける
 ○公募に賛成する市議会議員を自分たちの身元を伏せて集会に呼び出し、吊るし上げる等、公募阻止のための活動を行いました。
 これは西宮市学童保育連絡協議会が育成センターの管理者運営を「非公募」にすることを目指しているからです。この背景には、西宮市学童保育連絡協議会は共産党系の団体であり、「競争によるサービスの向上」という考え方を著しく嫌うと書かれています。
これらのことについて市長にお聞きします。
1、保護者会にまったく関係のない共産党系の活動者を全国から送り込んだ。共産党系の名簿を利用して市議会に大量のfaxを送ったといいますがその事実を示して下さい。
2、日本共産党と西宮市学童保育連絡協議会はまったく別組織であります。共産党系と決めつけている根拠はどこにあるのですか

 次に、2011年6月18日のブログです。
 以下、ブログの中身を紹介します。

これまでもよく書いてきたことではあるが、民主政治と独裁政治に優劣はない。
善い独裁政治は歴史上無数にあったし、善い民主政治は理論上存在しうる。
堕ちた独裁政治は歴史上無数にあったし、堕ちた民主政治はいまここにある。

西宮で政策推進が停滞するのは、「政策判断が民意に翻弄されること」が原因であることが多い。
事務レベルでの判断(つまり市職員の判断)の時点では合理的だが、
それが大衆によって選ばれた市長の判断を仰ぐ時点になって、
その判断は誤った方向に曲がっていく。
そして、それはさらに大衆によって選ばれた議会が判断することになる。
当然、その判断を誤った方向に曲げないのが私の使命であり、そこに労力がかかる。
私を含む何人かの政治家が合理的な判断を下すことは容易だが、
しばしば大衆に翻弄される他の政治家に負けずに、
議会の少なくとも半数をまとめることこそが、難しい。
そして、責められるべきは「大衆に翻弄される政治家」ではない。
民主政治の構造や根本からいって、責められるべきは「大衆」である。このときばかりは、彼らを選挙で選んだ西宮市民を恨むのである。
政治家(市長・議員)の政策判断が民意に翻弄されないためには、
毅然とした合理的判断と、それを推進する覚悟が必要だが、
それは政治家それぞれの善意と創意に委ねられている。
西宮市役所という組織よりも智慧に富んだ市民は一部存在しているはずで、
彼らの智慧を汲んで、彼らに成り代わって判断するのが、
西宮の政治家の使命だということを理解し、行動規範としている政治家は、非常に少ない。なぜなら、その政治家の行動は往々にして報われないからだ。
政治家にとっても最も容易に報われる行為は、大衆の欲望に阿ることだからだ。
以上です。驚くべき民意や民主政治の否定です。
 これは市会議員時代のものですが、市長に就任した現在もこの考えでいるのですか。お聞きします。