佐藤みち子の代表質問/* --項目挿入-- */?>
2014年06月23日
文教住宅都市「まちづくり基本条例」について市長は、文教住宅都市・西宮は明治末期から住宅開発が行われ、古くから上質で暮らしやすい住宅地として愛されてきました。そして、昭和38年の文教住宅都市宣言を経て、今も、便利な立地、落ち着いた環境、買い物や交通の利便性、街並みのブランドイメージなどを理由とし、西宮市は民間企業の実施した「住みたい街ランキング」で関西の1位に選ばれる街です。と述べました。しかし、「住みたい街」と「住んで良かった街」は違います。 市長は市の抱える政策課題として公立学校の施設の不足を取り上げています。運動場の児童1人当たりの面積9.62uで全国平均の30.0uに比べて狭く、多くの小学校では、子どもたちがのびのびと活動できないことを指摘しています。 この背景には西宮市ではマンション等の住宅開発の増加で、生徒、児童及び幼児数が増加したことにあります。市はさらに今後5年間の推計においても、一部の学校については教室不足が生じるとし、文教住宅都市の環境を守るために「教育環境保全のための住宅開発抑制に関する指導要綱」で児童、生徒の受け入れが困難になる学校区を公表し一定規模以上の戸数を有する共同住宅等の開発に対して延期や計画の変更を求めていますが効力を発揮しているとは言い難い現状です。 現在、小学校40校のうち19校で「受け入れ困難」、「准受け入れ困難」、「監視地区」、「予測地区」等が適用されています。日本共産党市議団では教室不足にプレハブ教室で対応するなど教育環境が悪化していることや保育所待機児童、希望する幼稚園に入所できない等々の問題をこれまでも散々指摘し、「教育環境保全のための住宅開発抑制に関する指導要綱」を条例化することを求めてきました。市長のマニフェストには、無秩序なマンション開発などから西宮の住宅環境を守るための「まちづくり基本条例」を制定します。と書かれています。当然、所信表明でも述べられると思っていましたが、一言もありませんでした。日本共産党市議団もこのような条例が必要だと繰り返し訴えてきたところです。 質問します。 1、現時点でも、これ以上の開発は抑制すべきではないか。お聞きします。 2、なぜ、所信表明では、無秩序なマンション開発などから住環境を守るための「まち づくり基本条例」について具体的に言わないのか。 |