HOMEへ
まつお正秀の一般質問
2014年06月27日

公立学校園のエアコン整備について


 学校園のエアコン整備については、かねてからわが党議員団として議会でも繰り返し求めてきたところです。昨今の猛暑の中で、熱中症で倒れる人が相次ぐ中、学校園へのエアコン設置が必要だという市民の世論や議会での声の高まりの中で、まずは高校、そして中学校へとエアコン整備が具体化し、今年度中には全中学校の整備は終了する見込みとなっています。小学校については中学校の後に整備される予定となっておりますが、騒音対策に関わる一部の教室などしか設置されていない、校内で格差のある4校の小学校には、中学校と同時並行で今年度整備されることになっています。
 私は甲武中学校の校長先生とお話をする機会がありまして、その時に、大阪空港騒音対策で随分前にエアコンが設置されているが老朽化して効かなんだ、というお話を伺いました。こうした学校がどれだけあるのか調べますと、大阪空港騒音対策だけでなく、国道43号線や旧国鉄騒音対策で設置された学校もあり、このようなエアコンについてはすでに設置済みとして新たな整備の対象になっていません。技術の進歩と共に、教室ごとの温度や風量調節なども含めて、20年・30年前のエアコンと現在のエアコンとでは快適さや熱効率など全然違うものと思われます。騒音対策で設置された学校については順次熱源機(これは棟ごとにあるボイラー室のようなイメージでその中にある大きなモーターの様なもの)の交換が行われていると聞いているところですが、その中の幾つかの学校に伺いますと、甲武中学校の例と同じような回答が返ってきましたから、ほぼ問題は共通しているのではないかと思います。そこで、その具体的整備状況と今後の整備の見通し、その効果について伺うとともに、現在私(わたくし)立幼稚園ではエアコンが設置されているにもかかわらず、公立幼稚園は現在小中学校で進められているようなエアコン整備の対象となっていません。幼稚園は午前中のみなので必要性に乏しいというのがこれまでの当局の見解ですが、最近では午前中から室温が30度を超える日もあり、体力の弱い低年齢児ほど必要ではないかと考えます。

 そこで質問です。
 一点目、航空機や道路騒音対策などでエアコンが設置された学校数と、その熱源機整備の進捗状況ついてうかがいます。
 二点目、騒音対策で整備された年数の古いエアコンについて、熱源機の交換のみで現在設置されているエアコンと機能的な違いはないのか
 三点目、残された公立幼稚園のエアコン整備もただちに進めていくべきではないかと思いますが、見解を伺います。
以上で壇上よりの質問は終わりまして、ご答弁によりまして、再質問、意見要望などを述べさせていただきます。