HOMEへ
杉山たかのりの一般質問
2014年09月08日

国民健康保険料の引き下げについて


 我が党議員団は、現在、市民アンケートを行っておりますが、最も多い西宮市政への要望が、国民健康保険料の引き下げです。1000通近く返送されてきていますが、49%の方が引き下げて欲しいと答えています。国保料は、支払い能力を大きく超え、市民生活を脅かすほど、高額になっているからです。
 国保料の引き下げについては、わが党議員団はこれまでも繰り返し要求してきました。
 2007年度まで、国民健康保険料は兵庫県で一番高かったため、日本共産党と市民とが署名運動や市との交渉など引き下げ運動を大いに取り組み、市議会でも繰り返し取り上げた結果、市は一般財源を投入して保険料を引き下げようになり、ようやく県下一高い保険料という汚名を返上し、順位を下げています。一般会計からの繰り入れ額は、2008年度から年間2億5千万円を4年間、2012年度からは、年間10億円を3年間継続しています。2013年度では一人当たりの国保料は、全県の自治体で、高い方から10番目になっています。
 しかし、それでも徐々に保険料は引き上げられ、「国保料を引き下げて欲しい」「払える金額にしてほしい」というのが、市民の願いです。
 国民健康保険特別会計の状況は、2012年度決算では剰余金が14億8300万円、財政安定化基金は10億2400万円を積立て残高は14億9300万円になっています。2013年度決算見込みでは剰余金が11億4600万円で、その半分を積立てるだけでも基金残高は20億円を超える状況です。


質問
  1. 20億円を超える財政安定化基金を活用すれば、来年度の国保料の引き下げは十分可能だと思います。剰余が出れば、その時の加入者に還元するのは当然です。来年度は保険料の引下げを検討するべきではないですか。

  2. 保険料の抑制と減免の拡充で、一般会計からの繰り入れは、この3年間、毎年10億円となっていますが、医療費の増大などから考えれば、いずれ増額が必要となってきます。今後、10億円を超える繰入金を投入する意思はあるか。