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上田さち子の一般質問
2014年09月09日

高齢者バス運賃助成制度(敬老パス制度)の創設を


 現在、西宮市で70歳以上の全高齢者に対し、社会参加を促し介護予防につながる健康づくり・生きがいづくり等を促進するために、外出を支援する事業として「高齢者交通助成事業」を実施しています。1年に1回、バスや電車、タクシーなどの回数券の割引購入証が5000円分対象者に交付され、その使用率は約80%、事業費は約3億円です。市では、今後高齢者人口は増え続け、財源の一部としている「長寿ふれあい基金」が枯渇してきていることから、この事業を縮小の方向で見直し検討を行っているやに聞いていますが、それが事実なら、市として唯一の高齢者の外出支援の施策をないがしろにするもので、本末転倒だといわなければなりません。
 私は昨年9月議会一般質問で、阪急バスが導入している「グランドパス65」(これは3カ月分が11000円で購入できる定期券で、バスが半額で乗車できるものです)を、ぜひ阪神バスでも導入してもらいたい、また芦屋市や尼崎市が実施している「高齢者バス運賃半額制度」敬老パス制度を紹介し、ぜひ西宮市でも、現行の電車やタクシーも利用可能な高齢者交通助成制度を発展的に見直して、往復で440円にもなるバス運賃が半額で利用できる「敬老パス制度」創設で、現行の高齢者交通助成制度との選択制などを求めました。これに対し、都市局長は「高齢者が買い物、通院などの日常生活を維持していくうえで路線バスを利用した外出機会の確保は重要な課題であると認識」「関係する部局と連携し、高齢者のバス利用に関する市の支援のあり方について研究してまいりたい」との答弁があったところです。
 (マリナ支部の投書)
 このように、電車の駅近くに住む高齢者と、駅までバスを利用しなければならない地域の高齢者と、地域によっては公共交通に対する要求がさまざまであることから、あらためて高齢者交通助成制度の拡充見直しを求めるものです。

質問
  1. 2014年3月議会で「関係する部局と連携し、高齢者のバス利用に関する市の支援のあり方を研究する」と都市局長の答弁がありましたが、その後の協議はどうなっているか。

  2. 現行の高齢者交通助成制度を縮小することなく、むしろ拡充を図り、市内を走る路線バス利用の際は運賃が半額となる敬老パス制度創設で、現行の制度との選択制を実施すべきと思うがどうか。