上田さち子の一般質問/* --項目挿入-- */?>
2014年09月09日
学校の老朽化対策と学校配分予算の増額をいま、高木北小学校の新築や南甲子園小学校、上甲子園小学校での増改築が進められています。この他にも老朽化が激しく、さらに相次ぐマンション開発等で児童・生徒が増加し教室が足りない事態も深刻になっていることから、早急な増改築や改修を望む声が、現場からも多く上がってきているところです。市長は所信表明で、西宮市の抱える政策課題の1番目に「教育環境の課題」をあげ、児童・生徒の急増で学校施設が足りず、教育活動上でも制約が生じているとし、小学校や中学校の校舎増改築などの対策が必要と述べておられます。私もまったく同感です。 この背景には、「教育環境保全のための住宅開発抑制に関する指導要綱」の隙間を縫い、大型マンション開発が次々建設されていることにあり、日本共産党市西宮市会議員団はこの「要綱」を「条例」に引き上げることで、無秩序なマンション開発等の規制強化を何度も求めてきたところです。 さて、校舎の改築とまではいかないまでも、雨漏りがひどく床のタイルがはがれ危険であるとか、ベランダ側のドアが鉄製のため非常に重く、動きにくい。動いた瞬間児童の手を挟み危険である。また、カーテンを買う予算がないので、教室の窓ガラスに模造紙を貼って日よけ対策をしている等々、日常の学校生活がスムーズにいかない事態も放置できない問題です。本来なら学校配分予算を活用して修繕可能なことでも、この20年ほどの間にどんどん減額されてきたため、対応できない実態が多く指摘されています。学校配分予算をピーク時であった1995年度と比較すると、2014年度は小学校では児童一人当たり15,175円と55.5%に。中学校では生徒一人当たり23,716円で66.4%と大幅に減少しています。 文教住宅都市として、教育環境を何よりも優先しようとの市長の政策からいっても、放置できない事態だといえます。子どもたちが日々成長する教育現場の改善は待ったなしです。 質問
|