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2015年度当初予算編成に対する申し入れ
2014年08月28日

中央病院


  1. 中央病院については築39年という古さに加え、阪神大震災の影響もあり配管から の水漏れや壁のクラックなど建物全体の傷みが激しい。また、廊下の狭さや天井の低さとともに、トイレの配置や利用者への配慮など、患者にとって快適というには程遠い現状にある。さらにナースステーションスペースや職員の作業環境なども劣悪となっていることからも、早急な建て替えが求められている。
    しかし、このたび中央病院のアサヒビール跡地への移転計画が白紙となり、アサヒビール工場跡地問題特別委員会の議論も踏まえ、当面県立病院との統合の検討が行われることになった。中央病院についてはその方向が決まるまで、現在の病院での診療を続けることになるが、統合の成否やその時期については全く不明である。
    この4月からは、公営企業法における一部適用から全部適用となったことから病院事業管理者の配置、看護体制や給与体系の見直しも行われているが、なお一層の経営改善に取り組むとともに、次のことにも取り組むこと。
    1. 建物の耐震判断を改めて早急に行い、必要な箇所については耐震化や改修工事を行うこと。また、必要な機器については更新計画を作成し順次入れ替えをすすめていくこと。

    2. 公立病院としての存在意義などを踏まえ、現在地で小児救急を含む救急医療の充実に力を入れると共に、診療科目や規模については、関係機関や市民など広く要望を取り入れ、検討すること。

    3. 中央病院に行く路線バスの便数を増やすとともに、芦屋市で取り組まれている病院の送迎バスなどの実現によって、病院に行く交通の利便性の確保を行うこと。