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野口あけみの反対討論
2014年12月16日

学童保育所指定管理者反対討論


 ただいま上程されております諸議案のうち、議案第530号指定管理者指定の件(西宮市立春風留守家庭児童育成センターほか4施設)について、日本共産党西宮市会議員団は反対します。
 以下、反対理由と意見を申し上げます。
 西宮市立留守家庭児童育成センター(以下、「学童保育所」と言います)について、2006年度より指定管理者制度が導入され、2008年度からは公募による選定が始まっています。2013年度からは毎年度4ないし5施設ずつ公募を実施しています。
 学童保育所は、放課後や夏休みなどの長期休暇中、子どもたちに保育と生活の場を保障し、健全な育成を図ることを目的に設置された施設です。日本共産党西宮市会議員団は、学童保育事業が継続性や各施設に共通する一定の基準、水準が必要な事業であり、指定管理者制度にはなじまないと指摘し、特に公募は、4年ごとに事業者がかわり、そのたびに指導員ががらりと総がわりしてしまうことにより、保護者や子どもたちを不安にさせるとして、反対をしてきました。こうした指摘も受け、公募施設の期間については当該事業者が妥当だと判断された場合は、1回に限り6年間延長し、継続した管理運営を可能とするという方針に変更しています。
 今回の公募による指定管理者には、結果として現在運営している西宮市社会福祉協議会が選定され、心配された指導員の総がわり等は回避されることになりました。しかし、公募を続ける限り、当該学童保育所の子どもたちや保護者らに不安を与え続けるものであり、到底容認することはできません。
 なお、指定候補者選定委員会から、休日の開所時間は午前8時30分であるが、指導員の勤務時間も8時30分になっており、児童の受け入れに備えて、指導員は8時からの勤務が望ましいという、評価意見が述べられています。至極当然、妥当な意見です。早急に改善をはかるよう求めます。
 以上、討論といたします。