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佐藤みち子の反対討論
2014年12月16日

議案第502号西宮国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の件について


 ただいま上程中の議案第502号西宮国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の件について日本共産党西宮市会議員団は反対をします。以下理由を言います。

 国民健康保険法施行令の改正等に伴い、後期高齢者支援金賦課限度額を14万円から16万円、介護納付金賦課限度額を12万円から14万円に引き上げるものです。
 当局の説明では保険料賦課限度額を引き上げることにより、高所得の世帯については負担増となるが、中間所得層の負担の軽減を図ることができるとのことです。
 改定では所得割が2.2%から0.1ポイント下がり2.1%になります。
 委員会の質疑で、国民健康保険加入世帯が約65000世帯。そのうち28%の世帯は所得割がかかっていないため保険料は変わらない。所得500万円以下の世帯68%が1円〜9,000円保険料が下がり、所得600万円以上の世帯3%が1円〜4万円上がります。所得500万円〜600万円の世帯1%が増える世帯と減る世帯があるとの説明でした。
 西宮では、約44000世帯の保険料が下がることになります。しかし、所得600万円程度で上限に達しており、保険料を引き上げれば高額所得者と到底言えない層が負担増となってしまいます。
 国は今後も賦課限度額を引き上げる考えだとの説明がありました。市議団が実施した市民アンケートでも国民健康保険料の引き下げを求める声が多くなっています。高過ぎる国民健康保険料を引き下げるには、国民健康保険の国庫負担割合を抜本的に引き上げていくことが必要です。
 以上、反対討論とします。