上田さち子の一般質問/* --項目挿入-- */?>
2015年03月02日
市営住宅の共益費徴収について昨年、ある市営住宅団地において、住民で組織する団地管理運営委員会が、共益費滞納の住民を相手に裁判を起こす・・・・という事例が発生していると聞きました。入居者から共益費を徴収し、エレベーターや共用廊下の電気代、樹木の水道代や維持管理などに必要な経費をまかない、快適な住環境を守ろうということですが、この共益費の徴収も管理も、同じ団地の住民で組織される管理運営委員会が担っておられ、委員となられた方々は大変苦労をしておられます。同僚議員からも多くの市営住宅団地で「共益費」をめぐる住民同士のトラブルが絶えないという話も聞いているところであります。結局、共益費徴収をめぐり、コミュニティがぎくしゃくしてしまう元にもなっているのです。 民間では、大家さんが家賃とともに共益費を徴収し、必要な支払いを行うのが当たり前です。公営住宅では、そうもいかない合理的な理由があるとでもいうのでしょうか。 平成22年(2010年)9月決算議会の建設分科会の議事録です。ここで、共益費徴収をめぐる住民同士のトラブル絶えないと、何人かの議員から出され、これに対し住宅管理グループ長は「管理運営委員会又は管理人の方が共益費の徴収で困っているという声は多いんですが、支払いをされない方への対応に労力を費やすということで困っているというのを聞いています」と答えています。(田中市議の発言紹介)最後に住宅部長、いまの都市局長ですが「ご指摘のような点を踏まえて、実情、これから高齢化なんかを踏まえて研究していきたい」と答弁しておられます。これは5年前です。 いま、都市局では共益費徴収のあり方について他都市への調査を重ねておられると聞いています。その調査の中には、行政が共益費を徴収する事例も増加傾向にあるやに伺っているところです。
|