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予算要望申し入れに市長欠席
2015年09月03日

 2015年9月3日
西宮市長 今村岳司 様

日本共産党西宮市会議員団
団長 杉山たかのり

会派申し入れに市長が欠席したことを抗議し、謝罪を求める申し入れ

 9月1日、日本共産党西宮市会議員団は、「2016年度西宮市当初予算編成に対する申し入れ書」を市長あてに提出した。この申し入れは、毎年、我が党議員団から申し入れ書の提出、重点項目の説明等を行い、市長、副市長、上下水道管理者、教育長、及び数名の局長が出席する。段取りは、戦略部市民相談課が行い、日程については、市長が出席できるよう調整し、7月初めには確定していた。
 今回、市長が欠席する旨を前日に市民相談課より連絡を受けた。理由は、「公務のため」とのこと。もちろん、災害、事故など突発的な公務が入ることは有り得ることだが、申し入れでは市側の出席者からはなんら明確な説明はなかった。後刻、公務の内容を戦略部秘書課に問い合せたが、「ある学校に行った」こと以外、明確な回答ができないとのことであった。副市長が市長の行動を把握していないこともわかった。
その後の調査で、教育次長が訪問を予定していた小学校に、公用車(軽自動車)で視察していたことが明らかとなった。視察の内容は、教育現場での教育に関わる問題で、教育次長が対応しており、市長が公務をやめてまで訪問しなければならない理由はない。あえて言えば、教育の内容に関わる問題に対して市長が関わること自体、重大問題だと言わなければならない。
ここには、@日本共産党西宮市会議員団の予算編成に対する申し入れを市長の「公務」として位置付けていない、A「公務」と言いながら、欠席理由を説明しない、B副市長をはじめ市内部にも、「公務」の内容を伏せていた、などの問題がある。
公党の市議会会派との約束を踏み破ることは、市長としては許されない行為である。これは、市民の代表である議員、議会の軽視であり、市民無視にもつながる。
日本共産党西宮市会議員団は、市長に対し強く抗議するとともに、下記のことを求める。

              記

1、 事実経過を明らかにすること。
2、 我が党議員団に謝罪をすること。
                          以上