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野口あけみの一般質問
2015年09月04日

4年生以上の学童保育の実施について


 ただいまより日本共産党西宮市会議員団を代表して私、野口あけみが一般質問を行います。傍聴に足をお運びいただいた皆様、ラジオさくらFMをお聞きの皆様、またインターネット中継をご覧の皆様、ありがとうございます。
 まず1つ目の質問は、4年生以上の学童保育の実施、育成センターへの受け入れについてです。
 私は、昨年2014年6月議会、12月議会にこのテーマについてとりあげてきました。
6月議会では、条件のある育成センターにおいて、高学年の受け入れのモデル実施ができないか、せめて4年生だけでも、長期休業のときだけでも実施する条件がないかと、ただしました。市は、「全体事業として進めるとした上で(前提として)モデル実施を決定するべき」との答弁にとどまりました。
12月議会では、その頃発表された2015年度から5年間の「子ども・子育て支援事業計画−素案−」を取り上げて質問しました。計画素案では、高学年の学童保育について、2015年度には158人、計画最終年度には690人まで受け入れるという数値目標をあげ、小学校区ごとに利用ニーズを把握し、施設の状況等を勘案し、順次対象学年を拡大していくことを検討する」と記述しています。これをどう具体化するのかを質問しました。
市長は、「来年度2015年度は、現在の育成センターの施設に余裕のあるところから男女別トイレなどの設備改修を検討し、まずは一番ニーズの高い4年生を対象として、夏休みなどの長期休業中の利用についてモデル実施を進めてまいります」と、答弁されました。
そして、今年の6月議会で「市長が指定する育成センターについて、春季、夏季または冬季の学校の休業日のうち市長が指定する期間、育成センターの利用資格を4年生までとする」という条例改正がなされ、今年8月、鳴尾小と西宮浜小の2センターで高学年学童保育がモデル実施されました。なお、教育子ども常任委員会では、8月7日、鳴尾小育成センターを管内視察したところです。

質問
  1. 育成センターへの4年生以上の受け入れについての今後の方針、計画は、6月議会の教育子ども常任委員会、条例改正の質疑で一定明らかにされたところですが、改めて正式に本会議の場で確認します。お答えください。

  2. 高学年の受け入れと併せて、施設の老朽化対策や、条例化したものの当面、適用除外としている1人当たり面積の確保や静養室の整備等々の施設改善は緊急の課題です。今議会には、樋ノ口小育成センターの隣接地での建て替えの補正予算が提案されていますが、高学年受入れなど、どのような考え方で整備するのか。他のセンターで施設整備の具体化が進んでいるものについても合わせてお答えください。

  3. 8月にモデル実施された、西宮浜小では4年生のみ別クラスで、鳴尾小では、1〜3年生までの従来保育に4年生を加えた保育(仮に混合保育と呼びます)だったようです。鳴尾小と西宮浜小でのモデル実施の内容や状況についておききします。

  4. 昨年12月議会、保育の内容についても質問しましたが、答弁では、4年生は、3年生までと同じ育成室での保育=混合保育になるかと考えているが、5・6年生に拡大する場合は、低学年との身体的な発達の違いなどによる指導内容や安全性の確保などから、低学年と高学年のクラス分けが必要かどうかについても検討が必要だ、というものでした。
    先にも申しあげたとおり、教育子ども常任委員会では、混合保育した鳴尾小育成センターを管内視察しましたが、この混合保育についての指導員さんの率直な感想として出されたのは、3年生までの集団にとっても、思春期の入り口に立つ4年生の成長にとっても、別々の保育が望ましいのではないか、というものでした。別々に保育するとなれば施設や指導員の確保が必要ですが、子どもの成長を第一に考えたときには現場の指導員の意見の通り、混合保育でない方向がいいのではないか、と考える所です。当局の見解を聞かせてください。