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上田さち子の一般質問
2015年09月07日

公共施設におけるトイレについて


(1)市役所等の洋式トイレ化
昨今、洋式トイレが一般化してきている中、今年3月議会で私は公共施設のトイレ洋式化、中でも多くの市民が訪れる市役所のトイレの洋式化が遅れている状況を示し、高齢者や障害のある方など和式トイレが使用できない方々のためにも洋式化の促進を求めました。
答弁では、「和式便器の方が衛生的でありトイレ1カ所につき最低1区画は和式便器を維持したい。今後は、利用状況や技術面や費用面での可能性を見極めたうえで可能な限り洋式化の対応をする」とされました。しかし一方で、秘書・国際課の市長応接室では、たった1区画にもかかわらず温水洗浄便座の洋式トイレであることの理由を、佐竹総務局長は「コンパクトで狭いブースの中でどちらにするかということで洋式を選んだ」とされましたが、和式便器が衛生的だという理屈は全く根拠もなく破綻が明確となった答弁でした。
私はこの間、多くの方でにぎわう阪急ガーデンズなど大型商業施設におけるトイレの実態を見てきました。どこを探しても和式便器がないので、清掃の方に尋ねると「1フロアに1基はあると思います」とのことで、利用者ほとんどが快適な温水洗浄便座の洋式トイレを利用していることがよくわかりました。

(質問)
  1. 総務局ではその後、市役所の洋式トイレ化の推進について、どのように検討されたのか。

  2. 市役所以外の公共施設全体のトイレ洋式化も促進すべきです。その際、洋式トイレの利便性や快適性を日々実感している女性の視点、観点が重要なポイントだと考えます。女性職員も入ったチームを作り、市民の立場に立ったトイレ洋式化を進めるべきと思いますがどうでしょうか。


(2)公衆トイレ・公園トイレについて
  私は、高齢の方から「年を取るとトイレが近くなってくる。外出する時などコンビニもあるけれど利用しづらい。市内のあちこちにトイレを設置し、それを示すマップがあると安心だ」という声をお聞きしたことがあり、あらためて、公衆トイレなどはどうなっているのかと気になりました。
わが家の前には川添公園のトイレがあります。公園を訪れる親子連れや少年野球チームの方々はもちろん、公園利用者だけでなく、散歩途中に立ち寄る方、タクシードライバーや宅配便ドライバーなど、外回りの営業中の方も多数利用されています。
現在、市内の公園トイレ設置数は69公園に104カ所、一方1500u以上の公園で未設置は99カ所とのことです。(資料)    
  一方、市内には公衆トイレがJR西宮駅前、阪急夙川駅前、阪神阪急今津駅前、御前浜公園、えべっさん南43号線沿いなど5カ所に設置され、日常的な清掃管理は環境事業部で行われています。
  こうして公共トイレの設置状況を見て、市民があるいは西宮を訪れた多くの方々が街中でトイレを利用される際、いまのままで十分だろうかと疑問をもちました。

(質問)
  1. 未設置となっている公園トイレについて、近くにコンビニもないようなところへの設置を進めるべきと思いますがいかがでしょうか。また、公衆トイレを、現在改築中の阪神甲子園駅前や、高架事業関連で区画整理事業が施行される阪神鳴尾駅前、さらに阪急西宮北口駅、JR甲子園口南の駅前広場など、市民が多く利用する主要ターミナルを中心に公衆トイレの整備を進めるべきと考えますが答弁を伺います。