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2016年度当初予算編成に対する申し入れ:土木局
2015年09月01日

土木局


  1. 国道176号線の名塩工区は、地元住民はじめ、多くの関係者の努力が実り、2015年7月に供用開始された。引き続き他の地区についても早期に完了するよう、国に要望すること。

  2. 交通事故から市民の命を守るため、とくに高齢者や障害者、車いす、ベビーカーなど市民が安心して通行できるよう、以下のことに取り組むこと。

    1. 通学路の安全対策については、路肩カラー舗装化が全小学校区でほぼ完了した。引き続き必要な路肩カラー舗装や通学路の安全対策を、教育委員会等とも連携して取り組むこと。

    2. 歩道の新設、拡幅について、以下の箇所を急ぐこと。
      (1) 国道171号線以南、旧国道までの今津西線では、一部歩道が設置されているものの全体の事業化が遅れている。とりわけ、「事業の手法、時期等を検討すべき路線」と位置付けられている国道2号線から阪神電鉄本線区間(約620m)については、早急に歩道整備を進めること。
      (2) 国道2号線からJRまでの津門川左岸線(年金機構事務所西側)に歩道を整備すること。
      (3) 鳴尾御影線の名神高速道路から春風幼稚園の間の南側歩道の老朽化が激しい。早急に改修するとともに、その際、幼稚園児の安全確保のためにも、使用されていない農業用水路について蓋がけをし、歩道の拡幅整備をすること。
      (4) 阪急甲陽園駅周辺の交通安全対策については、2014年度より歩道整備事業に着手し、2015年度中には水路のふたかけ工事を完了することになっている。引き続き必要な用地を買収し、2016年度には歩道整備も完了し、安全対策を図ること。
      (5) 阪急西宮北口駅北西部にある駐輪場(宝塚方面行のホーム沿い)の傾斜部は急なため、雨の時などすべりやすく大変危険である。歩行者の安全が確保できるよう、滑り止めなどを施工し改善すること。
      (6) 深津小学校の北東交差点付近の通学路は、信号柱があるため極端に狭くなっており、きわめて危険な状況にある。児童の安全確保のためにも、急いで改善すること。
      (7) 甲子園段上線の国道2号線からJRまでの間、狭い歩道を拡幅すること。
      (8) 芦原町交差点周辺の歩道が狭く歩行者等の安全が確保されていない。芦原保育所他との合築計画とは関係なく、早急に拡幅整備すること。
      (9) JR西宮駅北側のコンビニ前の歩道中央に植栽があるため、不法駐輪がしやすくなっており歩行者の通行の障害になっている。マナー指導の強化とともに、植栽について可能であれば取り除くこと。
      (10) 国道43号線で、歩道橋があるものの横断歩道がなく、歩行者などが平面通行できない交差点では、エレベーターの設置を国に求めること。
      (11) 名塩美山台から名塩桜台にいたるまでの、西宮市道塩第372号線の道路幅が狭く、車両通行の際、側溝に脱輪する事故が起きている。とくに冬場には、積雪や路面の凍結により、脱輪の危険が増大する。側溝の蓋かけや道路幅を拡幅するなど対策をとること。

    3. 歩道と車道の段差解消、傾斜の改良、歩道路面の改良等を引き続き行うこと。その際、傾斜については車道側をゼロとして、緩やかにつけること。

    4. 道路交通法が改正され、自転車の右側通行を禁じるなど規制が強化されている。しかし、歩行者と自転車の安全な通行を確保するため、関係部局とでマナー指導の強化等とともに自転車の歩道通行可能を示す標識・カラー舗装化を含め、必要な整備を進めること。特に、国道43号線と今津西線交差点の南の歩道は、人と自転車が激しく交錯しており大変危険である。国と協議の上、改良すること。

    5. 兵庫県が、自転車保険加入を義務付ける条例を10月1日から施行する。罰則規定はないものの、万一に備えて市民に保険の加入を促進するため、市としても有効な啓発に取り組むこと。


  3. 交通事故から市民の命を守るため、以下の改善をはかること。

    1. 信号機の要望に関しては県に予算の増額を要望すること。

    2. 高松町交差点については、歩車分離信号に改めること。

    3. 車庫北線と高木2号線の交差点に信号機を設置すること。

    4. 171号線上大市5丁目交差点(甲武橋西詰)は、複雑にでおり、危険である。時差信号にすること。

    5. 今津西線沿い神戸女学院大学西門前三叉路交差点は交通事故が多発している。児童通学路にもなっており、信号機を設置すること。

    6. 段上公園南東交差点は、子どもや生徒などの歩行者の横断が多い。信号機を設置すること。

    7. 県道今津東線と市道西第329号線の交差点での事故が多い。早急に信号機を設置すること。

    8. 山手幹線の森下町の広川内科クリニック前交差点、及び西福河原線交差点に、それぞれ音響式信号を早急に設置すること。

    9. 山手幹線と市道瓦76号線の交差点に信号機を設置すること。

    10. JR甲子園口駅北側から県道西宮豊中線交差点までの道路は歩行者、車等交通量が多く危険である。30kmに制限速度を落とすなど対策を講じること。

    11. 北夙川橋東詰交差点での事故がここ数年急激に増加している。事故原因を明らかにし必要な対策をとること。

    12. 新甲陽町5番のホテル・ナカスミカダン南の交差点は6差路となっており、歩行者や自転車での横断が大変危険で困難である。いっせいに歩行者等の安全な通行を確保するため、歩車分離信号(スクランブル信号)にすること。


  4. 視覚障害者等の安全通行のために次のことに取り組むこと。

    1. 引き続き、点字ブロック、誘導用線ブロックなどの敷設を計画的に実施すること。

    2. 歩道への駐車、点字ブロック上の自転車の放置、および、店舗の置き看板などは、視覚障害者等の安全通行の妨げになっている。マナー指導の量を増やすなど、対策をとること。


  5. 今津西線の大型車両・特殊車両通行がなお増加し、住環境悪化が進んでいる。関係 部局と連携し、必要な規制措置をとること。


  6. 全市的に生活道路の補修、舗装の要望が多い。まず、生活道路の総点検を行うこと。道路補修予算を大幅に増額し、市民要望があればすぐに補修、舗装をすること。
    また、深い側溝や水路などに、転落防止冊を早期に設置すること。特に、樋之池町26番1号付近の久出川沿いで、柵が一部設置されておらず危険個所がある。早急に設置すること。


  7. 学文公民館前(東側)道路(旧国道〜小曾根線間)は狭くて危険である。計画では2018年度中に阪神連立事業関連で競馬場線の整備が旧国道まで実施されるが、それに続き、該当区間の水路を暗渠にして道路幅員を拡幅し歩道を設置すること。


  8. 中津浜線から津門川までの区間で、歩行者がJRを横断できるのは唯一津門川左岸線のJRガード下のみである。しかし、ここは狭い上に傾斜があり見通しも悪く大変危険である。現在、津門川左岸線の東側・水路断面利用・今津東線の延長線上など、横断通路の設置に関する検討がJRにおいて行われており、2015年10月頃に報告が出される。その検討結果を踏まえ庁内で予算面等を勘案し、本年度中に1ルートを決定して基本設計まで行うとしている。この際、JRからの検討結果を参考にして1ルートにこだわらず複数ルートの整備を行い、市民の安全な通行を確保すること。


  9. 山手幹線が全面開通したことから、交通量の大幅増による周辺環境問題も懸念される。熊野工区、寿工区及び大谷工区については、地元住民の要望にそって、2車線のままとすること。


  10. 阪急甲陽線地下化については、地域の住環境、自然環境破壊への強い不安から、事実上中止となった。わが党が提案してきた「踏み切りと連動した信号機の設置」と「歩道の確保」、さらに踏み切り南側の交差点は右折禁止にするなどの、安全対策に直ちに取り組むこと。


  11. 県道大沢西宮線、特に阪急甲陽線から銀水橋間の安全対策を早急に行うよう、引き続き県に強く要望すること。


  12. 西宮浜連絡道路(はね橋)は、埋立地と市街地をつなぐ唯一の生活道路である。
    西宮浜・御前浜公園整備にあわせ、はね橋の開閉について結論を出すとしているが、はね橋をあげなければ通行できないような大型ヨットが通行することはない。市民が365日24時間、いつでも通行できるように、直ちに開閉をやめること。


  13. 各駅前の周辺には通勤自転車などの放置が多く、その対策は引き続き重要課題である。次のことに早急に取り組み、安全を確保すること。

    1. 主要な駅での駐輪マナー指導については、指導員の配置時間の延長など行い、引き続き駐輪マナー指導を強化すること。

    2. 駐輪場の設置については鉄道事業者に応分の費用負担を求めること。

    3. 阪急西宮北口駅南東部に自転車駐輪場の増設をすすめること。

    4. 駅舎改築による自転車駐車場の減少で阪神甲子園駅東側歩道には多くの違法自転車があり、歩行者も多くたいへん危険である。周辺店舗にも協力を求め早急に対策をとること。


  14. 自転車駐車場の指定管理者が選定されたが、ひきつづき労働安全衛生上の職場環境についても、エアコン、トイレの設置等適正な職場環境の改善に努めること。


  15. 西宮浜北護岸と御前浜を一体化した総合公園整備が動き出した。計画案には暫定開設されていたスケートボード場やマウンテンバイク場等が本格整備されるなど、市民の要望が取り入れられている。せっかくの青年向け施設の整備にあたっては、夜間も使用できるように照明を設置すること。また、西波止町地先の御前浜公園側に整備されている駐車場に出入りする車と、はね橋を利用する歩行者や自転車利用者が錯綜し、大変危険である。県と協議して安全対策を盛り込むこと。


  16. 緑の確保、環境保全、市民の憩いの場、また緊急避難所として公園は重要な役割を果たしているが、市の公園施策は十分とは言えない。以下取り組むこと。

    1. 緑の基本計画では、2022年度には一人当たりの公園面積を20uとしているが、現状は9.9uに留まっている。生産緑地等の積極的活用で早期に公園整備計画を策定し取り組むこと。この他にも公園整備民有地や遊休市有地等を活用して街なかに公園を新たに確保すること。また、公園を整備あるいは改修するときは、利用者や地域住民の意見を取り入れること。

    2. 公園の清掃について市民参加をすすめることは当然である。しかし、例えば瓦林公園など花の名所公園で花の手入れや樹木の剪定なども、十分行われていないため、市内の多くの公園が荒れた印象を与えている。これは清掃の範囲を超えた市の責任である。必要な予算を確保し、改善すること。

    3. 老朽化した遊具やベンチ等でのケガを防止するため、思い切って予算を増やしいっせい改修を行うなど、公園の再整備をすすめること。特に、撤去した遊具の更新を早急に行うこと。

    4. 公園のトイレは、公園利用者だけでなく「公衆トイレ」としての役割をもっている。そのことからも公園トイレについて順次改修し、深谷公園や木津山公園など要望のあるところでの設置を進め、多くの市民に活用してもらうこと。その中で特に、洋式化の推進や身障者用のトイレも整備すること。また、清掃回数を増やすなど「きれいなトイレ」をめざすこと。

    5. 中津浜線高架下北児童遊園など、地域から水道設備設置の要望がある。直ちに設置すること。

    6. 新堀川沿いの桜並木が伐採されている。新たに植栽すること。

    7. 市内のいたるところで街路樹の根が張りアスファルトなどを持ち上げており、大変危険である。早急に調査のうえ対策をとること。


  17. (株)鳴尾ウォーターワールドの2014年度経営状況が明らかになった。隣接する東部総合処理センターからの蒸気供給が再開したことなどから、140万円余の黒字を計
    上している。しかし、市より無償貸し付けを受けて運営する駐車場からの収益を除くと大幅な赤字である。今後は老朽化する施設の維持管理についても、西宮市が負担す
    ることや市外からの施設利用者が約7割を占めている現状からも、民営化等など事業手法について十分検討すること。