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庄本けんじの一般質問
2015年12月08日

御前浜橋、いわゆる跳ね橋の開閉問題について


 みなさん、こんにちは。日本共産党の庄本けんじです。私は、日本共産党西宮市会議員団を代表して一般質問をおこないます。
 まず、御前浜橋、いわゆる跳ね橋の開閉問題について、質問いたします。
 御前浜橋は、西宮市が管理する道路です。そして、この道路は、住民が日常生活で利用する生活道路です。この西宮市の道路である、跳ね橋が、土曜日、日曜日、祝日の日中、4回の開閉作業がおこなわれ、そのたびに、住民は、通行が制限され、大変不自由な思いをさせられています。なぜ、不自由な思いになるのか。それは、開閉を必要とする船の通行がないからです。街なかにある信号や踏切などで通行が止まるのとは違い、意味のない開閉によって自由な行動が制約されることになるからです。跳ね橋の開閉問題は、まさに、ここにあります。意味のない開閉は早くやめてほしい、これが周辺住民の強い願いです。
 そんな思いで、住民のみなさんが過ごしているなかで起きたのが跳ね橋の開閉事故です。10月11日、日曜日、午後3時の開閉時に、橋桁が完全に閉まらず、橋が通行止めになる、というトラブルです。
 私が聞いたところによりますと、住民が110番通報をして、まず警察官が出動し、対応されたようです。私どもも住民の方から通報を受け、現場へ行きましたが、そのとき、やはり、警察官が御前浜公園の入り口のところで、通行止めの対応をされていました。橋を通行しようとする人たちが、通行止めを知らずに橋の手前まで来て、そこで初めて通行できないことを知り、西宮大橋まで迂回するように案内されていました。
 いつものように橋を渡るために、何も知らずに臨港線のところから橋の直近まで来て、そこではじめて通行止めを知り、その場所からいま来た道をまた臨港線まで戻って、遠く離れた西宮大橋まで臨港線を大きく移動し、そこからこんどは、急な坂を上り下りする西宮大橋を渡って西宮浜のほうへ移動しなければならない。なかには車いすの人がいらしたそうです。これは、現認した人からお聞きしたことです。
 普段から跳ね橋の開閉で不自由を感じている人たちが、事故とはいえ、そのために、突然、いわれのない苦労を強いられることになった。跳ね橋の開閉事故は、周辺住民にとっては、そんな迷惑な出来事だったのです。
 そもそも、跳ね橋の開閉については、住民のみなさんは、必要のない開閉はもうやめてほしいと懇願され続けていることです。議会でも、上田さち子議員が再三再四、議論してきたことです。市も、開閉方針を見直してこられました。

 そこで質問します。
 一つは、故障対応のために要した費用はいくら掛かったのか、また、その内訳について、お答えください。
 第二に、跳ね橋の開閉事故は多くの周辺住民に迷惑をかけることになりましたが、開閉の故障後、一ヵ月半を超える長いあいだ開閉作業を止め、そのことで、何の支障もなかったはずですから、この際、跳ね橋の開閉方針を、さらに見直すことを検討してはどうか、市の考えをお聞かせください。
 第三に、跳ね橋の開閉を必要とする船の航行について、市が責任をもって調査することを求めたいと思いますが、市の見解をうかがいます。