HOMEへ
庄本けんじの一般質問
2015年12月08日

第二庁舎の整備計画について


 最後に、第二庁舎の整備計画について、質問いたします。
 第二庁舎の整備計画について、基本計画策定のための補正予算が、本議会に提案されています。
 この第二庁舎の整備計画については、9月11日の所管事務報告において、初めて議会に報告され、全容が明らかにされたものです。建物は十一階建て、いまの教育委員会庁舎と、そこに隣接する西宮区検察庁跡地を取得し、都市計画を変更して、建設しようとするものです。そこには、危機管理センターのほか、上下水道局、土木局、都市局、消防本部が入り、それにともなって、江上庁舎、保険所の移転、教育委員会の移転など、市役所関係部局の大きな移動を同時並行でおこなう、大規模な計画です。
 この計画は、あきらかに、これまで議会で議論してきたものとは全く別のものだといわなければなりません。市の方針が大きく変更されたなかで、しめされた計画素案です。
 これまでの議会の議論を振り返ると、議論の中心は、総合防災センターの整備についての議論です。まず、前市長の時期に総合計画の中間改訂があって、その後の再改定の提案が今村市長から提出され、その提案にたいして議会からの修正議論があり、結果、今村市長が提案した再改定提案が修正されました。
 このときの議論では、私たち、日本共産党西宮市会議員団は、議員提案の修正提案に対して、賛成も反対もなく採決に加わらず、という対応をしましたが、そのときの議論を見ても、議論の中心は、総合防災センターの「機能」か「整備」か、という点にあって、総合防災センターの整備計画についての議論は、当局の説明もあいまいなまま終わっています。箱物としての議論では、教育委員会庁舎の建て替えに合わせて、総合防災センターを合築するというイメージで、議論が交わされ、終わっています。
 庁舎機能の集約をふくむ第二庁舎の整備については、議会としては、九月議会ではじめて報告を受けたもので、賛否を含み置くような議論など、まだ、していないのです。

 そこで質問します。
 まずお聞きしたいのは、いま申しましたような議会での議論の到達と段階で、補正予算をつけてまで、基本計画を本格的に着手することはあまりにも拙速すぎると考えますが、当局の見解をお尋ねします。
 第二に、基本計画を終えるまでのあいだ、また、基本計画が決定された段階で、市の職員や市民、議会の意見などによって、しめされた計画を大きく変更することが可能なのかどうか、お答えください。
 以上壇上からの質問を終わります。このあと、自席にて、答弁を受け、再質問、意見、要望をいたします。