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佐藤みち子の代表質問
2016年02月26日

無秩序なマンション建設を規制するために「まちづくり基本条例」の制定を


 市長は西宮市の文教住宅都市を都市ブランドとしてさらに未来に発展させるという考えですが、実態はどうでしょうか。今年度も小学校2校、中学校3校に仮設校舎建設の予算が計上され、子どもの学ぶ環境が悪化しています。現在、市内40小学校区のうち19校区が「教育環境保全のための住宅開発抑制に関する指導要綱」に基づき受け入れ困難、準受け入れ困難、監視、予測地区に指定されています。マンション建設時には開発制限がかけられていますが「要綱」のためお願いのみでしかなく、効力はありません。この「要綱」は2005年4月から施行され11年目を迎えていますが問題はまったく解決できていません。市内にはマンション建設が可能な農地や社宅跡地等が残されています。保育所の待機児童や教育環境を守るためには一定期間無秩序なマンション建設を抑制することが必要ではないでしょうか。先人が作り守ってきた文教住宅都市を名ばかりのものにしないためにも今こそ「まちづくり基本条例」について検討すべきです。市長の考えをお聞きします。