最後に国道43号線の横断歩道橋のエレベーター設置について質問します。
国道43号線にある横断歩道橋にエレベーターを設置してほしいという要望がわが党議員団に寄せられています。具体的には、阪神今津駅から南へ下った今津の交差点の横断歩道橋です。私も40年前には今津中学への通学路として利用しておりましたので、設置後50年前後ではないかと思います。
さて、横断歩道橋は、最近はあまり人気がありません。階段を上り下りすることが、高齢者や障害のある人からすれば、非常に大変だからです。
国道43号線は、道幅が約50メートル、かなりの広い道幅で、今津の交差点は市内国道43号線では歩行者、自転車の通行が最も多く、西側の横断歩道は、自転車と歩行者が多数錯綜し、高齢者や障害のある人が通行することはかなり危険です。エレベーターが設置されれば、安全な横断歩道橋を利用できます。
2006年制定の「高齢者、障がい者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」いわゆるバリアフリー法では、高齢者、障がい者等の自立した日常生活や社会生活を確保するために、旅客施設・車両等、道路、路外駐車場、都市公園、建築物に対して、バリアフリー化基準(異動等円滑化基準)への適合を求めるとしており、国道43号線に架けられている横断歩道橋についてもエレベーターを設置するなどの措置が求められているのです。
今津のほか、建石や鳴尾などの交差点にも必要と考えます。
さて、国道43号線の横断歩道橋へのエレベーター設置状況は、阪神間ではどうなっているのでしょうか。
神戸市では深江に設置されており、もう1か所要望がされているとのことです。芦屋市では市役所の南の精道に1か所。尼崎市では、出屋敷、五合橋、東本町の3か所です。ところが、西宮市だけが1か所も設置されていません。
ぜひ、行政として取り組んでほしいと思います。
質問
@国道43号線における横断歩道橋へのエレベーター設置については、阪神間4市で西宮市にだけ設置されていません。この状況について、どう思われますか。
A西宮市として、国土交通省に国道43号線における横断歩道橋へのエレベーター設置について、どのように要望をしているのか。
B国土交通省は、自治体のエレベーター設置の取り組みが強いか弱いかを見ていると思われます。芦屋市では、精道の交差点についてはバリアフリー基本構想の特定道路に指定しています。西宮市も、基本構想の特定道路に指定する考えはないか。
以上で壇上での質問は終わります。ご答弁により、自席より意見、要望、再質問を行います。ご清聴ありがとうございました。