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庄本けんじの一般質問
2016年06月29日

アスベスト問題について


第三の質問、アスベスト問題についてです。
 アスベストは、「悪魔の鉱物」「殺人繊維」、また、「静かな時限爆弾」ともいわれ、人の健康に重大な害をおよぼします。アスベストは、さすがに、いまでは、使用禁止となっていますが、長期にわって、さまざまな建材にも多く使用されてきました。吹付材、石膏ボード、コンクリート材、スレート材、ビニール床タイルなどにもアスベストが混ぜ込まれています。日常生活のすぐそばに、アスベストは存在します。この議場の天井裏にもアスベストがあります。昨年の11月、アスベスト飛散の測定が行われたところです。
 アスベストが多く使用された時期に建設された建物が、これから、老朽化にともなって、全国でつぎつぎと解体される時期を迎えます。ある推計では、解体の件数が2040年をピークに、これから急増すると予測されています。建物の解体にともなうアスベストの飛散、ばく露を防ぐ対策は、緊急の課題となっているといえます。

 そこでお尋ねします。
 まず、アスベストの立ち入り調査についてです。アスベスト除去を伴う解体工事は、法および条例に基づく届け出書の提出が義務付けられていますが、昨年の立ち入り調査の実績について、お答えください。そして、今後どのような方針でのぞむのか、あわせてお答えください。
 また、アスベストを含む建材を使用した建物の解体作業は、そのすべてが届け出られているものとは限らない現状のもとで、アスベスト除去作業を伴う届け出のない解体作業について、市は、どのように対応されるのか、お聞かせください。
 さらに、アスベストは重大な健康被害を与えるものだけに、アスベスト対策の目標は、ばく露ゼロ、飛散ゼロをめざすべきだと考えますが、市の見解をお聞かせください。