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上田さち子の一般質問
2016年09月08日

市営住宅の削減計画の見直しと空き家の公募について


 このたび「市営住宅の耐震化と第2次西宮市営住宅建替え計画等について」として、平成24年度に策定した「西宮市営住宅整備・管理計画」の内容を、現時点でとりうる最も効果的な案として見直しました。その中で、耐震化や建替計画を具体化する上で、「一般公募数の縮減は避けがたい状況である」としている点は重要です。24年度に策定した整備・管理計画での目標管理戸数をさらに縮小し、平成42年度には8300戸にするとしています。ますます、市営住宅に入りたいと願う市民の願いを退ける方向となってしまっています。
 この間、甲子園9番町団地や石在町団地、甲子園春風町団地(第1期)建替事業で新たに673戸が整備されました。現在、近隣の老朽化による解体団地からの入居が進んでいますが、561戸の入居にとどまっています。残りの住戸については、今後の建替団地入居者の住み替え用に使うとして、「市営住宅に入居したいと願う方々への一般公募」は一切ありません。現時点で3団地あわせて112戸が空き家のままで、この状況は今後10数年続くとの説明を受けました。多額の市税や補助金を投入し、最新の設備を備えた住戸を有効活用しない、何とももったいないというよりほかありません。
 ところで、市が進めている耐震化工事と建替事業により、空き家住宅の公募を停止する団地管理戸数は今後155棟・5948戸にのぼるとのことです。このため、公募を継続する団地管理戸数は74棟・3481戸にとどまります。近年の一般公募戸数は、平成24年度で260戸ですが、年々減少し平成27年度は205戸となっていますが、今後はさらに約半分の一般募集になるとのことです。応募倍率では甲子園口6丁目団地や高畑町団地・高須町団地など利便性の高い、比較的居住水準も高いところでは100倍を大きく超える状況が続いています。以上をふまえ以下質問します。

質問
(1)「第2次西宮市営住宅建替計画」では、計画当初の管理戸数9609戸を大きく削減して、平成42年度には8300戸にする計画ですが、阪神淡路大震災で住宅困窮者が急増した経過をもつ自治体として、また市民のくらしが困難になり市営住宅入居希望世帯が増加している中、機械的な削減ではなく、建替え計画の中で管理戸数そのものを増やしていくべきではないのか。
(2)老朽化団地の建替として、最近整備された甲子園9番町・石在町・甲子園春風町第1期団地では、「該当する団地の入居者のほかには、今後の建替団地入居者の住替え用としてストックしておく」という市の考え方をとっています。この根拠となっている法令や条例を明らかにしてください。また、現時点でこの3団地で空き家となっている112戸の住戸については、今後の建替えで必要とする住戸数を精査し、残りを思い切って一般公募すべきです。見解をお聞きします。
(3)一般公募を継続する団地管理戸数は74棟・3481戸です。このうち現時点での空き家戸数は221戸と聞いています。全体として公募戸数が減少する中、市がしばらく抱え、一部の住戸だけを一般公募に回すのではなく、空き家となったら直ちに改修し、早急に公募にかけるべきではないか。