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2017年度西宮市当初予算編成に対する申し入れ:消防局
2016年09月14日

消防局


  1. 2016年8月現在、西宮市消防局は、署所数8、消防職員数は412人(条例定数426人)となっており、昨年よりも7人減となっている。国の消防力整備指針は、施設数や人員基準が引き下げられていたが、2014年改定で基準が引き上げられ、西宮市は署所数13、職員数650人が基準である。いずれもそれを大幅に下回っており、人員確保や施設のさらなる整備は急務となっている。計画的に施設増と増員をはかり、整備指針に追いつくこと。

  2. 今後も引き続き救急協力病院を増やすこと。

  3. 消防隊員が国家資格などを取得することは極めて重要である。国家資格の救急救命士及び認定救急救命士の資格を積極的に取得できるようにすること。また、予防技術資格者(消防庁告示)についても増員をはかること。

  4. 消防団は条例定数755人に対して739人(2016年8月1日現在)と、昨年より6人増ではあるが、この間不足している。最近は成り手が不足している現状があり、広く募集し各分団の補充につとめること。

  5. 防火設備の不備や避難経路の未確保など、防火上問題のある商業施設等は依然存在していると思われる。火災事故を未然に防ぐため、商業施設等への抜き打ち査察をくりかえし行い、指導を強力にすすめること。

  6. 現在の西宮消防署は老朽化により建て替えが急務となっている。今村市長は市営住宅の敷地も含めた現地で建て替えを行なうとしており早急に対応すること。また、現西宮消防署は、建て替えまでの間、最低限の修繕や安全対策などはとること。

  7. 493ある市が設置した防火水槽については、順次、大規模な改修が必要となる。設置時には県等の補助金があるが、改修には助成がない。政策局や防災危機管理局と連携して、国県に対して補助制度の創設を強く求めること。また、市が維持管理している民間の防火水槽についても補助制度を検討すること。