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杉山たかのりの反対討論
2016年11月30日

議員の一時金引上げに反対する討論


 ただ今上程中の諸議案のうち、議案第183号西宮市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当支給条例の一部を改正する条例制定の件、および議案第189号2016年度西宮市一般会計補正予算(第5号)について、日本共産党西宮市会議員団は反対します。
 以下、理由を申し上げます。

 上程中の諸議案は、2016年度人事院勧告に基づき、一般職の国家公務員の勤勉手当が、0.1月引き上げられることに伴い、西宮市職員の勤勉手当を0.1月引き上げ、同じく、特別職の国家公務員の期末手当を0.1月引き上げられることに伴い、市長をはじめとした常勤特別職の期末手当、および市議会議員の期末手当を0.1月引き上げる条例案と補正予算案です。
 この間、西宮市職員の給与は年々引き下げられているのが実情です。公務員の賃下げは、公務員の生活を破壊するだけでなく、民間の賃下げと相まって、日本の労働条件全体の引き下げ、デフレの一因ともなっています。この間、総務常任委員会でも私欲院の給与引き上げを主張する議論が続いています。勤勉手当の引き上げは当然の措置といえます。
 常勤特別職は、市長10%、副市長8%、その他特別職5%の給与カットを実施していますが、市議会議員はそのような措置は取っていません。今年3月議会でも明らかにしたように、西宮市議会議員の報酬は、中核市ではトップクラス、都道府県や政令市と比較しても、そん色ない水準にあります。
 市民からも報酬が高いとの批判もあり、せめて期末手当の引き上げはやめるべきではないでしょうか。
 市議会議員の期末手当0.1月を引き上げる議案第183号には反対です。
 議案第189号の補正予算では、市議会議員40人の期末手当引き上げ分、334万3千円が増額補正していることから反対をするものです。

 以上、日本共産党西宮市会議員団の反対討論とします。