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杉山たかのりの一般質問
2017年03月01日

名神湾岸連絡線について


2、名神湾岸連絡線について
 次に、名神湾岸連絡線について質問します。
 1月23日、国土交通省社会資本整備審議会道路分会近畿地方小委員会が開催され、計画段階評価についての審議が行われました。小委員会では名神高速西宮インターチェンジと阪神高速湾岸線西宮浜ランプをつなぐ今津東線付近をルートとし、高架案と地下案の2ルートの比較がされ、国土交通省は、高架構造で整備をする計画案を示しました。
 今回、計画段階評価での第2回アンケートの結果が示されましたが、「名神湾岸連絡線」そのものの整備が地域の交通課題に対して有効かどうかを問う設問がされています。「有効だと思う「どちらかと言うと有効だと思う」が概ね7割〜8割が回答と記述しています。道路利用者80%や芦屋や尼崎等の駅でのオープンハウスでは83%、沿道住民、周辺住民は69%、71%、そして今津でのオープンハウスは49%、つまり整備される近くほど、有効だという回答は少なくなっているということが明確になりました。
 この名神湾岸連絡線の問題については、ルート帯周辺の環境悪化、大型公共事業のムダ遣いという点で、我が党議員団は、反対をしてきましたが、ルート帯周辺の住民の声を無視して、整備していくことはできないのではないでしょうか。

質問
@有効が49%と、他と比べて低い回答だった、オープンハウス等ルート帯周辺でのアンケート調査の結果について市はどう評価をしていますか。
A2012年9月議会当時の伊東都市局長は「現段階では計画段階評価というのをやっておりませんので、先ほど申し上げた交通量とか、また、地域のデメリットでありますとか、特に環境面の問題というのは、まだそういうデータとか資料がそろっておりませんので、まず市としては、そういうことの計画段階評価を得たいということで思っております。」と答えています。計画段階評価で得られると言っていた、交通量、環境面の問題、地域のデメリットなどデータはどうなったのか。
B今回の近畿地方小委員会を前に自治体に対して意見照会が行われ、それに市長は「具体化に際しては、周辺の住環境や景観にたいする影響とその対策について十分なご配慮をお願いいたします。」と回答しています。影響、対策について具体的にどのような配慮を求めるつもりなのか。
C環境影響評価、都市計画決定など今後のスケジュールはどうか。また、西宮市と市民はどうかかわることになるのか。