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杉山たかのりの一般質問
2017年03月01日

浜甲子園団地建て替え事業について


3、浜甲子園団地建て替え事業について
 都市再生機構、以下URとしますが、URの浜甲子園団地の建て替え事業がはじまり15年が経過しました。枝川東側ではT期、U期建て替え事業がすすめられ、さくら街877戸、なぎさ街707戸が建設、民間集合住宅145戸も入居が始まります。南側には戸建住宅108戸が計画され、民間の集合住宅も計画されています。
 しかし、枝川西側では、V期建て替え事業で集合住宅が予定されていますが、URか民間かは未定で、来年度決定予定となっています。そのため、W期、X期の建て替え事業は、いまだ計画が示されず、建替え用の用地も未定です。また保育所や幼稚園はどうなるのかも明確ではありません。当初から「全体像を示してほしい」という住民の要望はかなえられず、URが主導するまちづくりになっているのではないでしょうか。実際に、W期、X期の対象地区の方から、「どうなるのか」と私も聞かれます。高齢者にとって住まいの不安は大きいのです。
 浜甲子園団地建て替え事業を私が初めて取り上げたのは2000年6月議会ですから、17年も前です。議事録を見てみますと、住宅都市整備公団まかせにせず、市が主体性を持って街づくりを進めるようにと見解を求めています。当時の進木企画財政局長は「この建てかえ事業は、その規模から、町づくりとしての性格も強く、住環境の整備や良好な市街地を形成するために公団と協力して進める重要な事業であると認識いたしております。」「良好な住環境の確保、町づくりといった観点から意見を述べる」と答弁されましたが、17年もの歳月が流れ、事業も終盤に差し掛かろうとしているにもかかわらず、市の主体性が見えない、UR待ちといった状況です。
 事業開始当時から高齢化が問題になっており、当時65歳以上が21%、55歳以上が45.2%でしたから、現在は80歳代、70歳代になっており、一日も早く残る部分の計画を示し、全体像を明らかにするべきではないでしょうか。

質問
@15年間のこれまでの建て替え事業での問題点はなんだったのか、また、今後の課題はなにか
A残されたW期、X期の建て替え事業について、住民のみなさんは15年間も待っており、いったいどうなるのか非常に不安です。今後の計画はどうなるのか
B公共施設の保育所や幼稚園はどうなるのか。特に耐震化の必要な保育所の対応についても説明していただきたいと思います。