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佐藤みち子の一般質問
2017年03月02日

市立高須西幼稚園の休級・休園について


 高須町は市の南東に位置し市営住宅、県営住宅、UR借り上げ住宅、UR分譲住宅、UR賃貸住宅、戸建て住宅があり人口は2016年12月31日現在19.187人、65歳以上の高齢者は5.564人で高齢化率28%、市の平均約22%を上回っています。2009年3月には少子化による児童数の減少に伴い高須東小学校が閉校になりました。その後も小学校・中学校の児童・生徒数が減りつづけており、住民の間では「小学校も中学校もゆくゆくは1校ずつになる・・」と噂され子どもたちを不安にさせています。
 このような状況の中で、市は高須西幼稚園の2014年度から2016年度の園児募集において3年連続4歳児の定員が30人に満たなかったため2018年度の4歳児の募集を停止し、2019年度より休園すると発表しました。このいきさつについては9月議会で一般質問があり教育委員会は保護者や地域に対して周知や説明することが不十分であったと認識していると答弁がありましたが、周知・説明すれば良いという問題ではありません。
 教育委員会は高須西幼稚園の休級・休園について、2016年3月7日高須自治協議会長、同3月18日高須地区青少年協議会定例会、4月21日高須西幼稚園PTA・保護者に説明をしました。その説明を受けて、高須自治協議会では2016年3月の定例自治会で高須西幼稚園の休級・休園については「地域としては到底、受け入れがたいものであり、教育委員会に対して再検討を要望する」との決議を全会一致で採択しました。
 2016年4月、地元の高須自治協議会から市長、教育長に対して「まちづくりには紆余曲折を重ねた長い時間が必要であり、まちづくり=ひとづくりであることは言うまでもありません。学校、幼稚園はこの高須町をつくる道程の中で外すことの出来ない存在であり、今後とも継続するまちづくりの必須の機能として小中学校とともに位置づけられる。効率や数字のみを根拠とするこの休級・休園規定はまちづくりを創造するための価値観とは合いいれない。地域としては到底、受け入れがたい」との意見が出されました。

 そこで質問します。
1、高須自治協議会から2016年4月28日付け、11月30日付けで高須西幼稚園の休級・休園規定適用に関する意見が出され、高須西幼稚園PTAからも「撤回」を求める署名が2700筆、提出されている。人づくり、まちづくりにとって大きな障害になると訴えている。市はこのことをどう受け止めているのか。
2、「西宮市立幼稚園の休級・及び休園等に関する規定」第2条では入園内定者が3年連続して30人未満となった場合、3年を経過した年度以降4歳児学級を休級するとなっている。ただし、地域の事情を勘案して教育委員会が認めたときは、この限りではない。となっている。この地域の事情とは具体的に言うとどういうことか。お聞きします。