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佐藤みち子の反対討論
2017年03月29日

西宮市立中央病院条例の一部改正する条例制定について


 ただいま上程中の諸議案のうち議案第240号西宮市立中央病院条例の一部を改正する条例制定の件について日本共産党西宮市会議員団は反対します。
 以下、理由を述べます。
 
 1996年度(平成8年度)の診療報酬改定において紹介状を持たずに200床以上の病院で初診を受けたものは、厚生労働省の通知により従来の初診料とは別に特定額を徴収できることとなりました。中央病院では2002年(平成14年)7月から1回、1000円で導入しています。今回の条例改正で、初診時選定療養費を2017年(平成29年)7月から県立西宮病院と同じ1回、2408円、消費税込で2600円に値上げするものです。委員会の質疑で投げする理由として、日常の病気についてはかかりつけ医に受診し、かかりつけ医から紹介状をもらい中央病院に受診することが望ましい、そのことにより患者の待ち時間が減り充分診察できるようになることと地域病院との役割分担を強調しました。また、病院の収入が増えることもメリットだと答弁しました。しかし、紹介状を持たない患者は現在の倍に負担が増えることになり到底認めることはできません。
 議案第262号西宮市病院事業会計予算についても同理由で反対します。
 以上、反対討論とします。