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まつお正秀の一般質問
2017年06月29日

ごみ処理の広域化について


 三つ目のテーマはごみ処理の広域化についてです。
 この件は昨年度改定された西宮市一般廃棄物処理基本計画において、施設整備に当たって、国や県の指針に基づき、今以上のごみ処理の効率化や高効率のエネルギー回収施設を整備するための施設の集約化などを図るためとして、近隣自治体と広域化の可能性について検討する必要があるとして、整備時期の近い芦屋市と施設の集約化等について検討を行うことが盛り込まれ、昨年11月24日の民生常任委員会に所管事務報告がされました。その後民生常任委員会の施策研究テーマで取り上げることとなり、この5月8日付で委員会としての提言書が当局に提出されています。その方向性は総じて、広域化の検討には肯定的でありながらも、広域化ありきで進めないこと、両市のメリット・デメリットなどを十分検討しながら慎重に話し合いを進めて行くことを求めています。4月に西宮市と芦屋市とで検討協議会が立ち上げられ、すでに二回の協議が行われていますが、3月9日に開催された民生常任委員会の中で、今年の11月に一定の結論を出すスケジュールとなっている理由として、破砕選別施設における国の補助金の予算措置のリミットが毎年12月である旨の当局からの発言がありました。わが党議員団は広域化に反対するものではありませんし、ごみの処理は税金を使って行うものですから、必要最小限の経費で効率化を追求することは必要だと考えるものです。しかし、ごみの問題は市民にとってとても身近な問題であることから、処理を広域化することについては双方の住民の意見も十分聞いたうえで行うべきものであると考えます。また、災害の時などにはごみ収集の在り方や処理能力などにおいても平常と違った状況が生まれる可能性もあることから、平常時以外の在り方も十分に検討しておかなければいけません。そこで行政主導ではなく、両市住民の合意を得ながら進めて行くべきということは、一定委員会で確認されておりますけれども、改めて本会議の場で確認をしておくため、あえて今回質問で取り上げることにしました。

具体的な質問ですが
1点目、芦屋市との広域化で合意した場合、本市側で施設整備をするとすれば、交通量の増大や構内で収集車の混雑、環境負荷なども含めて様々な問題が想定されますが、特に本市における現時点で予想されるメリット・デメリットについて伺います。
2点目、西宮市側で統合整備をする場合、芦屋市については燃やさないゴミやその他プラの分別・収集の仕方で違いがあることに加え、一部でパイプライン収集の地域もあります。また、災害時に自前での処理ができなくなります。このようなことについて、芦屋市の住民の意見を充分聞いた上で方向性を出すべきだと思います。また、当然ながら、芦屋市のごみを受け入れる本市の住民の意見も十分に聞いたうえで方向性を出すべきだと思います。そのようなことを考慮して、11月までに広域化の方向性を出せる見通しとなっているのか伺います。
 以上で壇上からの質問を終わりまして、ご答弁をうけたあと再質問、また、意見要望等を述べさせていただきます。