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2018年度西宮市当初予算編成に対する申し入れ
2017年08月31日

消防局


  1. 西宮市消防局は、2016年12月、96人の消防職員増員を提案し、署所数8、消防職員の条例定数は522人の体制をめざしているが、国の消防力整備指針では、署所数13、職員数650人が基準である。いずれもそれを大幅に下回っており、人員確保や施設のさらなる整備は急務となっている。
    さらに、消防局は2017年3月に消防力として10署所、598人の整備構想を示した。まずは、522人体制を早期に確立し、新たな整備構想に基づく増所、増員計画を策定すること。

  2. 消防隊員が国家資格などを取得することは極めて重要である。引き続き、国家資格の救急救命士及び認定救急救命士の資格を積極的に取得できるようにすること。また、予防技術資格者(消防庁告示)についても増員をはかること。

  3. 消防団は条例定数755人に対して729人(2017年8月1日現在)と、不足している。成り手が不足している現状があり、広く募集し各分団の補充につとめること。

  4. 防火設備の不備や避難経路の未確保など、防火上問題のある商業施設等は依然存在していると思われる。火災事故を未然に防ぐため、商業施設等への抜き打ち査察をくりかえし行い、指導を強力にすすめること。

  5. 老朽化の著しい西宮消防署は市営住宅の敷地も含めた現地で建て替えを行なうとしており、居住者等に対し配慮しつつ、早急に対応すること。また、建て替えまでの間、最低限の修繕や安全対策などはとること。

  6. 約500基ある市が設置した防火水槽については、今後、大規模な改修等が必要となる。現在、改修計画を策定中で、第5次総合計画で順次改修がはかられる。設置時には県等の補助金があるが、改修には助成がない。政策局や防災危機管理局と連携して、国県に対して補助制度の創設を強く求めること。また、市が維持管理している民間の防火水槽についても補助制度を検討すること。