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庄本けんじの反対討論
2017年12月19日

議案第376号、議案第378号について


 ただいま上程されております諸議案のうち、日本共産党西宮市会議員団は、議案第376号指定管理者指定の件(西宮市立上甲子園留守家庭児童育成センター)、議案第378号指定管理者指定の件(西宮市立南甲子園留守家庭児童育成センターほか3施設)、議案第383号指定管理者指定の件(青木町住宅他77施設)、議案第386号工事請負契約締結の件(市民課天井耐震化工事)、議案第387号工事請負締結の件(ホール天井耐震化工事)の5つの議案に反対します。
 そのうち、私からは、議案376号、議案378号について反対の理由について述べます。
 そもそも、指定管理者制度は、留守家庭児童育成事業、いわゆる学童保育事業にはなじむものではありません。公的サービスを民間にゆだねてしまうことへの関係者の不安は、子どもが過ごす学童保育事業では特段に大きなものがあります。だからこそ、私たち日本共産党西宮市会議員団は、指定管理者制度のもとでも、その事業を運営するにふさわしい団体を選定すべきとの立場から、非公募を主張してきました。
 しかし、市は、市内41か所の施設のすべてを公募するとの方針を立て、毎年5つの施設を非公募から公募へ移行する、としています。今回上程された二つの議案もその方針もとづくものです。
 公募になれば、指定期間が終わると、次の指定時には別の指定者が選定されるかもしれず、そのたびに指導員が変わり、運営方針も変わり、学童保育事業としての安定性を確保することができなくなります。市がおこなった保護者へのアンケートでも、そのことへの不安が少なからずあるということが見て取れるところです。
 学童保育事業の施設の指定管理者の指定は、公募によらず、非公募によって、学童保育事業を運営するにふさわしい団体を選定するべきとの立場から、反対します。
 以上をもって、議案第376号、議案第378号の反対討論とします。