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佐藤みち子の代表質問
2018年06月22日

第二庁舎整備について


 第二庁舎整備については、河野市長時代の教育委員会と合築する(仮称)西宮市総合防災センター地上7階建ての計画を変更し、地下1階、地上12階建ての第二庁舎(危機管理センター)を整備すると、2015年9月11日に総務常任委員会で所管事務報告されました。

 この庁舎には、教育委員会は入らず、災害時における初動対応やライフラインの復旧活動において、重要な役割を果たす災害技術局の上下水道局、都市局、土木局をまとめて配置する計画に変更されました。日本共産党市議団は、危機管理センターの整備に反対するものではありませんが、再三、庁舎規模と整備費用が大きすぎると指摘し、見直しを求めてきました。

 本来、市民サービスを優先するべきであり、庁舎整備については、多額の財源が必要なため、財政的観点から慎重な対応が求められますが、第二庁舎が整備されれば、市役所周辺の庁舎の再編の中で現在の消防局が丸々余分となり、民間への貸し付けが検討されています。必要以上に規模が大きいことは明らかです。
 3月の予算特別委員会総務分科会では、わが党の杉山議員が、「将来の本庁舎建替えを想定して、第二庁舎の規模を検討したのか」との質問に、「20年後の市の組織の状況はわからない」と答えましたが、あまりにも無責任です。このままだと、20年後には負の遺産になりかねません。第二庁舎整備については一旦立ち止まって、改めて、規模や今後の周辺整備との整合性についても検討すべきではないでしょうか。お聞きします。