2019年度西宮市当初予算編成に対する申し入れ書/* --項目挿入-- */?>
2018年09月03日
消防局
- 国の消防力整備指針では、署所数13、職員数650人が基準であり、人員確保と施設設のさらなる整備は急務となっている。
この間消防局は、条例定数は96人を増員し、8署所522人の体制をめざし、さらに、2017年3月に消防力として10署所、598人の整備構想を示した。
しかし、現在職員数は 421人で条例定数からも大きく立ち遅れているだけでなく、8年間はほとんど増員されていない。
まずは、522人体制を早期に確立し、新たな整備構想に基づく増所、増員計画を策定すること。
- 消防職員の女性の比率を高めようとしているが、まだまだ低く、採用もほとんどない。その原因は、女性の応募そのものが少ないことにある。特別に女性採用枠を設ける、職種の開発など、女性の比率を高める手立てを検討すること。
- 消防隊員が国家資格などを取得することは極めて重要である。引き続き、国家資格の救急救命士及び認定救急救命士の資格を積極的に取得できるようにすること。また、予防技術資格者(消防庁告示)についても増員をはかること。
- 消防団は条例定数755人に対して702人(2018年8月1日現在)と、昨年より27人減となっており、深刻な事態である。成り手が不足している現状があり、募集方法を含め抜本的に改善し、各分団の補充につとめること。
- 防火設備の不備や避難経路の未確保など、防火上問題のある商業施設等は依然存在していると思われる。火災事故を未然に防ぐため、商業施設等への抜き打ち査察をくりかえし行い、指導を強力にすすめること。
- 約500基ある市が設置した防火水槽については、今後、大規模な改修等が必要となる。現在、改修計画を策定中で、第5次総合計画で順次改修がはかられることとなる。
設置時には県等の補助金があるが、改修には助成がない。政策局や防災危機管理局と連携して、国、県に対して補助制度の創設を引き続き強く求めること。また、市が維持管理している民間の防火水槽についても補助制度を検討すること。