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まつお正秀の一般質問:
2018年09月07日

広田小学校地域の集会施設について


 三つ目のテーマは広田小学校地域の集会施設についてです。このテーマについては私が初当選した直後の2007年6月議会で取り上げさせていただき、その後2016年の6月議会では、市が取り組む公共施設マネジメントの一環として、西宮市公共施設適正配置審議会からの「西宮市の公民館、市民館及び共同利用施設の適正配置について」という答申を踏まえ、改めて国道171号線以北の広田小学校区に市民集会施設がないことの指摘とともに、施設の整備を求めました。その時の当局の答弁では、先ほど紹介した3施設をそれぞれで検討するのでなく、縦割りではない組織横断的な協議をすすめ、その施設周辺にどのような行政機能を持った施設があるのかにも着目して検討するという答弁がされました。当時は西宮市公共施設適正配置審議会からの答申を踏まえ、市民局、政策局、産業文化局、および教育委員会の関係部署で構成された「地域における施設の総合的有効活用方針策定会議」が立ち上げられ、組織横断的な検討が続けられました。また、2016年6月の私の質問から約5か月後には、「地域における行政サービスのあり方と施設の総合的有効活用について」と題する所管事務報告が行われました。そこでは市の方針を取りまとめるにあたって、今後高齢化が進む中で地域コミュニティの希薄化が進んでいく懸念の一方で、介護、福祉、防災などの行政需要は増大することが指摘されています。また、その解決の手法として、庁内横断的な取り組み、地域とともに行政課題を解決していく体制作りが必要とするほか、地域団体の活動の拠点となっている市民集会施設の今後の在り方についても、その方向性の中に位置づけることが書かれています。そして、翌年の3月まで、すなわち年度末までに、地区市民館、公民館など市民集会施設のあり方をまとめると報告されました。その二か月後の5月29日に、「地域における施設の総合的有効活用方針について」と題する所管事務報告が行われ、その中では改めて私が指摘している地域において市民集会施設が必要であるという事、この地域における施設整備候補地については、他の施設整備事業の状況などを把握しながら引き続き検討するという事、さらに新しい市民集会施設が整備されることになれば、それに併せて広田山荘の廃止を検討するという方向が示されました。その報告から約1年3か月が過ぎる中で、改めてその進捗状況を伺うこととします。

 そこで質問ですが、
 一点目、広田小学校区の国道171号線以北の地域で市民集会施設が必要という確認がされながら、それがなかなか前に進まない理由について伺います。
 二点目、私はこれまでの質問で能登運動場関連施設や敷地の活用、あるいは中央体育館整備と併せた西宮中央運動公園敷地や中屋町駐車場の活用などを提案させていただきました。そのことについて当局として検討に値しないという結論に至ったのか。そうであるならその理由を、検討されているのであれば現在の進捗状況をお聞かせください。

 以上で壇上からの質問は終えまして、ご答弁によりまして自席より意見要望などを述べながら、再質問を行なわせていただきます。ありがとうございました。