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佐藤みち子の代表質問
2019年02月27日

高齢者バス半額助成制度について


 市では、高齢者が元気に社会参加できるよう、電車、バス、タクシーのICカードやプリペイドカード、回数券を購入又はICカードにチャージをする際に割引が受けられる「高齢者交通助成割引購入証」を年に一度70歳以上で1年以上西宮市に住所を有している人に対して交付しています。助成上限額は年間5,000円です。高齢者の方に大変喜ばれている制度ですが、金額の増額を希望する声もあります。

 さて、近隣の芦屋市、尼崎市には高齢者バス運賃割引と言う西宮市にはない制度があります。芦屋市では、満70歳以上の方を対象に、市内を運行する阪急バス路線で所定の運賃の半額(220円であれば110円)で乗車できる「高齢者バス運賃割引証(ICカード)を発行しています。70歳を迎えた方、転入された70歳以上の方が本人を証するものを持参し、高齢福祉の窓口で発行する申請方式をとっています。
 尼崎市は、経済的支援と位置づけ、70歳以上の方を対象に定期方式、乗車払い方式と2つの方式を選択するようになっています。定期方式は所得に応じて一定額の負担でバス定期券(グランドパス65)の購入ができます。所得については介護保険料の区分で分けています。乗車払いカードは、市内〜市内、市内〜市外、その逆についても一乗車につき100円助成します。

 西宮市には東西は阪急、阪神、JRと電車の移動が便利ですが、バスに頼らなければならない地域もあります。特に西宮浜はどこへ行くのもバスに乗らなければならず往復440円は、年金生活の高齢者にとっては大きな負担です。
 市でも近隣市のように、現在の高齢者交通助成制度に加えてバス半額助成制度も創設し、そのいずれかを選択できるようにしたらどうでしょうか。今までも要望してきましたけれど改めて市の考えをお聞きします。