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杉山たかのりの一般質問
2019年02月28日

名神湾岸連絡線について


 二つ目、名神湾岸連絡線について質問します。
 市長は施政方針で名神湾岸連絡線について「名神湾岸道路線については、車線数や周辺道路との接続などが示され、現在、国において詳細なルート・構造の検討が進められているところです。今後も地元自治体として協力するとともに、環境や景観に配慮した上で、地元との協議が円滑に進むように、国に働きかける」と述べました。
 いずれも、国の名神湾岸連絡線に対して、推進という国の立場で住民を説得する
 9月議会では、名神湾岸連絡線に係わる『環境アセスメント』に関する質問を行いましたが、「地元調整に協力する」と言いながら、環境アセスメントの説明会で住民の意見はどうだったのかと質問しても、全く答えられない、ルート帯、都市計画対象道路事業実施区域のかかるのは何町か質問しても、答えられない。被害を受ける住民に対する配慮は全く見られません。
 また、整備目的の2番目にあたる災害時等に強い道路ネットワークの整備については、「復旧時」と国と違う答弁をしています。
 現在環境アセスメントが進められており、市長、知事の意見が示され、アセスメントの方法の決定、環境調査、同時に都市計画の立案、すなわち正式なルートや道路構造などが示されていくことになります。
 今津社前町や今津巽町の方から話を聞くことがあったのですが、全く情報がない、そんな道路は困るという声が聞かれました。
 こんなことを状況下で、市当局は計画を推進していくことは許されないことだと思います。

質問1
 環境アセスメントに対する西宮市長の意見表明、知事の意見表明はどのような内容か。

質問2
 市は名神湾岸連絡線を整備することによる環境への負荷について、国による環境への影響に関する詳細な調査、予測、評価がなされ、必要十分な対応策が検討実施されるものと考えると、9月議会に答弁しています。しかし、事業が進めば、立ち退き、工事による振動、騒音をはじめとした生活への被害、完成後は住宅のそばに長大な高架道路ができる、眺望権の侵害、車両の集中による大気汚染、等が十分考えられます。必要十分な対応策が検討実施されるという根拠はなにか。

質問3
 9月議会こうも答弁しています。「今後の引き続き、丁寧な手続きの実施について国に要請していくとともに、地元市として事業の円滑な推進に協力する」と、しかしルート帯付近の方と話をしてみると、「情報がない」「よくわからない」という方が結構います。「共産党議員団のニュースを見て初めて知った」という方もいます。
 地域への広報はこれまで一体何をしてきたのか。今後、どうするのか。