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まつお正秀の一般質問
2019年03月01日

市営住宅住み替えの特例について


 四つ目は市営住宅住み替えの特例についてです。
 私は昨年から今年にかけて、階段型の市営住宅に住んでいる方で、どちらも男性の方ですが脳出血で病院に搬送され、手術をしたものの体のマヒが残り、リハビリをしても階段の上り下りが困難になったという人の家族から相談を受けました。具体的に、一人は4階に住んでいて右手と右足に、もう一人は2階に住んでいて左手と左足の後遺症が残っていることから、市営住宅の一階ないしはエレベーターのある市営住宅に転居をしたい。市に相談しても住宅課が行う年二回の市営住宅住み替えに申し込んで、さらに抽選で当たらなければ住み替えができないとの返事で、民間の住宅を借りる経済的余裕もなく、親類にお願いすることもできないから何とかならないかという深刻なものでした。その中で一方の家族の方から、姫路市ではそのようなケースについては、市の担当者が本人の状態を確認した上で、必要だと判断すれば住み替えできる制度があるというお話を聞くことが出来ました。そこでさっそく姫路市の担当課に電話してききましたら、一階もしくはエレベーターのある住宅で空きがあれば、現在の住まいと同程度の広さという条件は付けているが市の判断で住み替えを可能としているとの事でした。今回のようなケースは日本社会の高齢化によってますます増えていくものと思われます。過去には本市にもそのような仕組みがあったと聞いています。 
 そこで質問です。

1点目、過去に西宮市で特別の事情を考慮した上で、市営住宅を住み替えできる仕組みはあったのか。また、あったのであればなぜ廃止されたのか。

2点目、今回紹介したように、階段型の市営住宅の上階に住む人たちが体の病気や障害によって階段の上り下りが困難になった場合に、医師の診断書や意見書で転居の必要性が指摘された場合、随時、一階やエレバーターのある市営住宅で空きがある場合に住み替えできる仕組みをつくるべきではないか。

 これで壇上からの質問を終えます。ご答弁によりまして、自席より再質問、要望などを述べさせていただきます。ありがとうございました。