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まつお正秀の反対討論
2019年03月22日

消費税増税関連議案について


 只今上程中の諸議案のうち、私のほうからは、議案第599号西宮市立中央病院条例の一部を改正する条例制定の件、議案第608号西宮市水道事業給水条例の一部を改正する条例制定の件、議案第609号西宮市下水道条例の一部を改正する条例制定の件、議案第610号西宮市工業用水道事業給水条例の一部を改正する条例制定の件についての反対討論を行います。
 この4議案については、政府が10月から消費税を現在の税率8%から10%に、2%引き上げることに伴う条例改正です。市立中央病院条例については、病院費用のすべて課税されているわけではありませんが、個室のベッド代、診断書作成にかかる手数料などは課税収入となるために、2パーセントの増税となり、320万円市民負担が増えることになります。水道に関わる3つの議案はそれぞれ現行の水道料金に8%の消費税を加えて請求されているものを、今回の条例改正で増税分2%を上乗せするものです。この議案が審査された建設予算分科会では、新年度は10月からの増税ですが、検針がずれる関係で請求増税額は半年分よりも少なくなって、上水道で5927万8000円、工業用水で428万2000円、下水道で3067万6000円になります。そして、その翌年度はさらに丸々一年を通した課税となって、上水道で1億7737万5000円、工業用水で856万7000円、下水道で1億8006万1000円の市民や企業の大きな負担増となるわけです。
 GDPの6割を占める個人消費は5年連続でマイナスとなっており、過去に景気の動向が良くないと10%への増税を政府は延期しましたが、今回増税する判断として、賃金が上がり景気が良くなっている根拠とした毎月勤労統計そのものが偽りだったことが明らかになりました。これだけでも増税は中止すべきですが、さらにプレミアム商品券やポイント還元制度などによって現場の混乱が今現在も続いていることからも、今回の増税は天下の愚策と言っても過言ではないと思います。
 わが党はもともと消費税の導入とともに消費税の増税に反対していることから、この4議案については反対を表明し、討論と致します。