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ひぐち光冬の一般質問
2019年06月27日

西宮浜に設置予定の「義務教育学校」について


 ただいまより、日本共産党西宮市会議員団を代表して、私、ひぐち光冬が3つのテーマについて一般質問を行います。
 傍聴にお越しの皆様、雨の中、本当にありがとうございます。

 1点目は、西宮浜に設置予定の「義務教育学校」についてです。
 2019年3月議会で、西宮浜に「(仮称)西宮市立第1義務教育学校」が2020年4月より設置されることが決まりました。しかし、この件に関してはまだまだ疑問を挟む余地があり、検討すべき課題が残されております。
 「(仮称)西宮市立第1義務教育学校」は、今ある西宮浜小学校と西宮浜中学校を統合し、1年生から9年生までの1つの学校とするものです(いわゆる小中一貫校です)。この義務教育学校は、2018年6月の石井市長の所信表明で、2020年4月の開校を目指すことが明言され、そこから話が進められてきました。私たち日本共産党市会議員団は、「新たな学校種を創設するという重大な案件を、市民不在、トップダウンで決めてしまうのはおかしい。市民の中で十分な議論を行うべきであり、それを考えれば2020年4月の開校は拙速すぎる」と、これまで何度も議会でも取り上げ、訴えてきました。しかし、2019年3月議会で「西宮市立学校条例の一部を改正する条例」が可決され、予定通りの2020年4月の開校が決まってしまいました。
 この新しい学校種である義務教育学校ができることによって、最も強い影響を受けるのは「子どもたち」です。したがって、この問題を議論していくにあたっては、「子どもたち」を常に中心に据えておかなければなりません。また、その「保護者」や、現場で働くことになる「教師」のみなさんのことも当然考えていかなければなりません。これら「当事者」への影響を深く考えることなく、行政の都合で一方的に決めてしまうというのは絶対にあってはならないことです。「当事者」が抱くであろう「不安」を予測し、その不安材料を一つずつ丁寧に潰していく―。もちろん、やってみなければわからないということもあるでしょうが、それでもできる限りの不安を事前に解消し、「当事者」にとってのベストな状態を整えて、それから施行していくというのが行政のやるべきことではないでしょうか。
 このことを踏まえて、まだまだ残されている疑問点について質問をしたいと思います。

1.学年区分について。
 この義務教育学校では、学年区分を4-3-2制にすると公表しています。1年生から4年生までを1つ、5年生から7年生までを1つ、そして8年生と9年生を1つにまとめる区分です。しかしこの一方で、義務教育学校の前期課程は6年、後期課程は3年と学校教育法で定められていますし、カリキュラムも基本的にこれまでと同様に小中の学習指導要領に沿った教育を行うと過去の議会での教育長答弁で明らかにされています。またさらに、これまでの地域説明会等で明らかにされていることですが、6年生の終わりにこれまでの卒業式に代わる修了式をするとか、制服は7年生から着させるとか、基本的にこれまでの6-3制のやり方を踏襲する計画が出されています。そしてさらに、他の市内にある学校はすべて6-3制ですから、対外的な交流を行うときは6-3制に縛られざるを得ません。そんな中で4-3-2制を施行すれば、混乱をもたらすだけではないかと思うのですが、いかがでしょうか?

2.授業時間について。
 この義務教育学校では、5,6年生が中学校校舎に移るという計画が出されていますが、小学校は45分授業で中学校は50分授業です。当然休み時間や給食の時間にも差が出てきますが、この問題をどう解決するつもりですか?お答えください。

3.教師が多忙化する恐れについて。
 これまで聞いてきた教育委員会の説明によりますと、5,6年生から「教科担任制」を導入する予定とのことですが、これは現中学校の教師が5,6年生のところに行って、英語等の授業を行うということだと思います。ということはつまり、現中学校の教師は、これまでの中学校の授業プラス5,6年生の授業まで担当しなければならなくなるということです。中学校3学年の授業を担当するだけで忙しいのに、そこに5,6年生の授業まで加わったら手が回らなくなってしまうということが予想されますが、そのことに関してはどのように対処する予定ですか?残念ながら教師数を増やす予定はないということですので、ならばどうするのか?お答えください。

4.総合教育センターの付属校化ついて。
 2019年1月28日の所管事務報告で、この義務教育学校は「総合教育センターの付属校」として位置付けると発表されました。総合教育センターというのは、教育の調査・研究を行ったり、先生の研修を行ったりする機関のことですが、そのセンターの一部機能をこの義務教育学校の小学校校舎に移し、指導主事(いわば先生を指導する立場の人)を2名常駐させると聞いております。このセンター付属校化の目的と中身について詳しく教えていただけますか?