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佐藤みち子の反対討論
2019年09月18日

議案第53号西宮市総合福祉センター条例及び西宮市立老人福祉センター条例の一部を改正する等の条例制定の件について


 議案第53号西宮市総合福祉センター条例及び西宮市立老人福祉センター条例の一部を改正する等の条例制定の件について、日本共産党西宮市会議員団は反対します。
 以下、理由を述べます。

 本議案は、会議室、集会室等の改修を行ったことにより、一部面積や仕様がかわったこと、2019年7月に策定した「西宮市施設使用料指針」において、施設使用料についての全市的な統一基準が示されたことを受けて、使用料を改定するものです。
 今回、急激な使用料の改定とならないための激変緩和として改定前の1・5倍を上限の目安としていますが、最終的には、受益者負担割合を25%としています。

 そもそも総合福祉センターは主に障害のある人等を対象とした福祉施設であることから、市内の障がいがある人が利用する際は、団体でも個人でも、使用料を全額免除しています。
 2015年度〜2019年度の平均決算額を見ると、使用料収入が9万4,823円、維持管理運営コストが45,458千円となり、受益者負担割合は0%です。仮に、減免が無い場合の受益者負担割合は21%となります。健康福祉常任委員会の質疑で、市が設定している受益者負担割合を25%にするには、市内の一般利用者、市外の障がいのある人の使用料をあげることになるとの指摘に、担当課長は「その通りです」と答弁しました。
 このような障害のある人等を対象とする施設は、受益者負担の原則は当てはまりません。
 以上、反対討論とします。