HOMEへ
2020年度西宮市当初予算編成に対する申し入れ書:はじめに
2019年09月04日

 今年も全国各地で過去最高気温を記録、また豪雨による大規模災害が頻発しました。加えて海洋プラ問題など、地球まるごとの環境を守ることが、市民のいのちとくらしを守る地方自治体の課題としても問われ始めています。
 かたや、貧困と格差はますます深刻化しています。世界で最も裕福な8人の資産額と、下位50%の36億7,500万人の資産額がほぼ等しく、日本では上位40人の資産額が下位50%の資産額が同じと言いますから、格差の是正、貧困の克服も社会が直ちにとりくむべき重大課題であり、地方自治体もまた、やるべきことはあるといわなければなりません。

 これら全国の地方自治体に問われる課題とともに、西宮市独自に解決を要する課題として、県立西宮病院と市立中央病院の統合問題、見直される中央体育館建て替え問題、引き続く保育所待機児童解消問題、国の社会保障改悪による医療、介護の諸問題、職員の相次ぐ不祥事による市民の信頼失墜の回復等々、諸課題があります。
 石井市長におかれましては、「住民の福祉の増進」のために、市民の声に耳を傾け、真摯に課題解決に取り組んでいただきたいと考えます。

 本日提出の、日本共産党西宮芦屋地区委員会と党西宮市会議員団の「2020年度 西宮市当初予算編成に対する申し入れ」につきましても、熟読・検討のうえ、新年度予算編成や行政執行に活かしてくださいますよう、切にお願いいたします。