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2020年度西宮市当初予算編成に対する申し入れ書:中央病院
2019年09月04日

  1. 兵庫県立西宮病院と西宮市立中央病院の統合再編基本協定が2019年1月21日、締結された。これまで両病院が提供してきた医療機能やサービスについては、原則として統合再編によってできる新病院が継承することになる。また、地域医療機関との役割分担や連携をさらに強化し、西宮市や阪神医療圏域における高度急性期・急性期医療を担う中核的な医療機関として必要な機能の充実を図り、アサヒビール工場跡地で2025年度の開院をめざすこととなった。
    その後、2019年7月に第1回「兵庫県立西宮病院と西宮市立中央病院の統合再編検討懇話会が開催され、9月には、?医療を取り巻く現状と課題?両病院の現状と課題?統合再編の基本的な考え方?新病院の基本方針?診療機能等、診療規模・体制等の基本計画素案について検討し、11月には基本計画についてのパブリックコメント(案)について、懇話会を開催するスケジュールになっている。
    今後、随時、基本計画案はじめ資料や情報を、市民や議会はもちろん関係の深い地域医療機関に提供すること。

  2. 現中央病院については統合病院が整備されるまでの間、現在地での経営を続けることになる。一層の経営改善にとりくむとともに、次のことにもとりくむこと。
    1. 公立病院としての存在意義を踏まえ、小児救急を含む救急医療の充実に力を入れること。引き続き医師や看護師の確保につとめること。
    2. 中央病院に行く路線バスの便数を増やす等、病院に行く交通の利便性の確保を行うこと。

  3. 統合病院の開設後、市北東部における医療サービスが低下しないよう、民間医療機関の誘致なども検討すること。